2011年1月27日木曜日

「英語で啖呵(タンカ)の切れる人」を求む

朝のテレビ番組で、ソニーの創業からの歴史が放映されていました。

「英語で啖呵の切れる人」

ソニーがアメリカ進出する時の、採用募集のキャッチコピーだそうです。

ソニーがトランジスタラジオを開発し、アメリカに売り込みに行きました。
大きな時計会社のプローバー社より、10万台の注文が舞い込もうとしたのです。
ソニーとっては、喉から手が出るほど欲しい受注案件。
しかしその契約には、条件がありました。

当時、ソニーはまだアメリカでは知られていないブランドでした。
そのため、相手の出した条件というのは、
ソニーブランドでなく、先方ブランドで販売するというものでした。

創業者の盛田さんは、啖呵を切ります。

「わが社は、50年前のあなた方と同様に、
今50年の第一歩jを踏み出したところだ。
50年経ったら、あなたと同じくらにソニーを有名にしてみせる。」

と言って、この商談を断ることにしたのです。

有名な話です。

このトランジスタ10万台の話は知っていたものの、
採用募集のキャッチコピーは初めて知りました。

盛田さんの、ソニーに対する思い、そして自社に対するプライド、
そして、コミットの強さを、このコピーに感じると同時に、
なるほど・・・と納得してしまいました。

英語で啖呵を切れなくても、
日本語で啖呵を切っていく。

自社にプライドを持ち、そして、自信を持ち、
そして強いコミットメントで取り組んでいくという心意気が必要です。

2011年1月14日金曜日

徳を積む:タイガーマスク現象に思う

タイガーマスク現象が、全国に波及しています。

タイガーマスク世代の私には、トレンチコートを着た伊達直人が施設を訪問していた場面があったな~
と記憶しています。

心の温まるいい話です。

「人に知られないように、よい行いをする」ことを隠徳といいます。
まさに、このタイガーマスク現象は隠徳を積む行為そのものでしょう。

どんどん広まれば・・・・と思っています。

実は、ビジネスそのものも「隠徳」ではないにしろ、徳を積む行為です。

「徳」という言葉を辞典で引いてみると、
「精神的・物質的に人を救済する善行」と説明されています。
まさに、ビジネスそのものの本質を定義しています。

ただ、その徳の積み方が少し違うのです。

「タイガーマスク」と匿名で人知られずに行うのではなく、表に名を出し、
個人ではなく、組織の力を使って、
そして、無償ではなく、有償で
徳を積んでいく行為なのです。

顧客に焦点をきちんと当てて、
仕事に取り組むこと、それは徳を積んでいるとこと同じです。

「仕事を通して、徳を積んでいく」

という認識も忘れてはならないことです。

2011年1月7日金曜日

新春第1号のメルマガ発信しました。

メルマガ第15号、新春第1号を本日配信しました。

今年のNHKの大河ドラマ「お江」に関連したものを・・・と
司馬さんの作品の「国盗り物語」をメルマガの題材にしました。

「お江」の週末の放映が楽しみです。

2011年1月1日土曜日

あけましておめでとうございます。




2011年を迎えました               
今年もよろしくお願い申し上げます

新たな課題・テーマに向けて頑張っていきましょう。
皆様の一層の発展を心よお祈り申し上げます
 
「政略や戦略は枝葉のことだ。 覚悟だぜ」


    峠 下巻 横浜往来より