2011年12月20日火曜日

微妙な違いが、大きな違いに

2011年11月25日より、
ホームページに日記形式で記載していたものを、
本ブログに転居しました。


見ていただく方には、違いはなかもしれないけれど、
投稿するのが便利になるかもしれない
簡単になるかもしれない・・・


ということで転居してみましたが、


転居して正解でした。


やっぱりブログ専用で作ってあるだけ、


・立ち上がりに時間はかからないし(pcの違いもありますが)
・作成途中のものも、きちんと管理できるし
・投稿日時も指定できるし
・アーカブ・カウンターはあるし


ブログ専用に、きちんと目的をもった作り込みが行われていることを
肌で感じています。


これはやってみないとわからない。


私にとっては、体験する前は「微妙な違い」だったのですが
体験した後は「大きな違い」を感じています。


昨年の年明けに、新しい技術についていかないと、
「ipad」か「スマートフォン」の導入を考えました。


大きさが違うだけで「微妙な違い」だろう、
従来の携帯はドコモだし・・・と結局、
スマートフォンを導入しました。


PCに入るメールも確認できる
エクセルも見る事ができる・・・
インターネットの検索だってできる・・・


これは便利だ、便利、便利と思っていました。


ところが、使っているうちに、スマートフォンでは、
画面が小さくメールや、エクセルや、インターネットが見づらい・・・
という思うようになりました。


初めて、ipadのあのサイズの意味がわかりました。
「微妙な違い」と思っていたものが、さにあらず、でした。


かれこれ十数年前に、メールやインターネットが出現したころに


「すぐにメールが送信できる」と聞かされても
ファックスと変わらないじゃない・・・と思っていたり、


サーバーにあるファイルを見れるようになる、と聞いても
ちゃんとファイル棚に、ファイリングしっかりしておけば何も違わない・・・


と思っていたことを思い出しました。
当時は、リアルとネットは「微妙な違い」だと思っていたのですが、
今では「別世界」とまで・・・


「微妙な違い」、あまり変わらないと、
頭で新しい技術を評価するのではなく、
体験してみて、それを評価をする必要があることを、
改めて認識しました。


「違いのわかる男」にならなければ・・
(古いCMのコピーですが、40代以上の方はわかりますよね)

2011年12月12日月曜日

ところで、市場シェアはどれくらい?

新規顧客獲得を検討している1場面


「顧客は、価格優先で考えているところが多いです」
と、ある幹部からの報告がありました。


「そうなんだ。
 ならば一番安いところに合わせて、
 さらに安い値段を提示すればいいんじゃない。」


即座の返答に
幹部 「・・・・・・」と困った表情。
   「収益も悪化しますし・・・」


どの会社も、市場において価格競争が厳しい中
しのぎを削っているという状況は変わりません。


「だよね。ところで御社の市場シェアはどれくらい?」
という質問に1割程度との回答。


「『価格しか考えない』という顧客のはどのくらいあった?」
4割程度ですかね・・・・


「ということは、『価格しか考えない』4割以外は
 価格以外の要素も考慮に入れるんだ」


市場の4割は「価格しか考えない」だけど、
残りの6割は「価格だけではない」
そして、自社はそのうち1割のシェアがある


ということは、6-1=5割が可能性ある市場。
「価格だけしか考えない」の顧客を捨てても
5割の市場拡大の可能性あり、ということになります。


市場の4割を捨てて、可能性市場の5割に集中するのです。
お金・工数等の経営資源を、倍近く投下できることになります。


往々にして、このように自社の市場でのポジションを忘れて、
あたかも、市場全体をカバーするような
発想になってしまうことがあります。


市場全てという考え方ではなく、
ターゲット顧客という概念をきちんと持ち、


非ターゲットの、はなから捨てる客と
徹底的にアプローチするターゲット客を


峻別していくことを忘れてはなりません。

2011年12月9日金曜日

Quick Response

今月、オリジナルグッズを
2度ばかり作る機会がありました。


いずれも、インターネットで見つけた
会社で、ネット経由で注文してみました。


結果は、大満足。


グッズの出来映えは、もちろんのことなのですが、
特に満足したのは、その対応の早さでした。


業者さんとのやりとりを、振り返ってみると


1)当方 → 業者 (発注メール)     11月29日 10:50
2)業者 → 当方 (受注確認自動メール) 11月29日 10:51
         (制作デザイン第1案の提示)
   
    *レスポンス 1)〜2) 1分後


3)当方 → 業者(電話にて第1案修正要求)11月29日 11時過ぎ
4)業者 → 当方(追加4案の提案)    11月29日 11:46


    *レスポンス 3)〜4) 30〜40分後


5)当方 → 業者(案の決定、送金連絡)  11月29日 12:27
6)業者 → 当方(入金確認・制作着手連絡)11月29日 13:09


    *レスポンス 5)〜6) 40分後


7)業者 → 当方(完成&発送連絡)    12月01日 16:15


そして、もう一つの通販会社


1)当方 → 業者 (発注メール)     12月01日 13:07 
2)業者 → 当方 (受注確認自動メール) 12月01日 13:08

        
    *レスポンス 1)〜2) 1分後

3)業者 → 当方 (仕様の提案)      12月01日 14:35
4)当方 → 業者 (提案仕様の了解)    12月01日 16:04
5)業者 → 当方 (制作着手連絡)     12月01日 16:41

    *レスポンス 4)〜5) 40分後

いずれの業者も私のアクションに対して、40分後には
レスポンスをしてくれています。
2件とも、2時間かかわるだけで私は解放されました。


今までの私のネット取引のイメージは、
受注確認の自動メールは、即座に返信されるものの、
それ以降の、内容的な確認等々は、
1日単位でやり取りが交わされ、
それだけで2日程度はかかるという印象をもっていました。


2時間で解放され、次の仕事に集中できるのと
2日間、気にかけていなければならない、というのでは、
気分的に大違いです。


2社のレスポンスの迅速さのお陰で、
仕事も手際よく片付きました。


そして、私の頭の中には、
「使えるオリジナルグッズの会社」
と、インプットされました。

また、レスポンスの内容も明快で、


私の意図や要望事項が、きちんと伝わっていると確認でき、
そして、次に私がアクションすべきことが分かりやすい


ものでした。
これもストレス・レスでした。


ネットを感じさせない、リアル店舗と同等の感覚でした。


頼りになる業者さんでした。


ちなみに、今回お世話になった会社をご紹介いたします。


・会社のノベルティーなどは
 「アイズ・グラス」大阪府寝屋川市
  http://www.og-ig.com/
 
・個人のオリジナルグッズは
 「毛利達夫の名前の詩贈り物」大分県臼杵市
  http://www.namaenouta.jp/


ありがとうございました。

2011年12月5日月曜日

畑を耕し、種を蒔き、手当をしなければ、実らない

ある方から、
「先日のお話、身に沁みました」
と電話でお聞かせいただきました。


「先日、何言いましたっけ?」
と確認してみると


「畑を耕し、種を蒔き、手当をしなければ、実らない」


を例えに、


収穫量は、それ以前の行程の善し悪しによって
左右されるものです。


それ以前の行程をないがしろして、
収穫を増やそうとしても、無理があります。


それでも収穫高をなんとかしようとすると
質を落として、収穫高の帳尻を合わせざるを
得ないことになります。


そして、畑を耕すとこから収穫までの時間に比べると
収穫は一瞬です。
残念ながら、苦労は長いが、喜びは一瞬のものなのです。


・今月収穫するもの
・2〜3ヶ月の後に収穫するために
    手当しておかなければならないこと
・半年後収穫のために、
    種を蒔いておかなけばならないこと
・1年以上先のことを考えて
    畑を耕しておかなければならないこと


を認識し、行動・活動する、ということが大切なのですが、
ついつい収穫量のことばかり眼がいってしまうものです。


と話したことが、彼の心のどこかを刺激したようでした。

2011年12月3日土曜日

無識な指揮官は、殺人犯だ

明日より、NHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」の
第3部が始まります。


先週土曜日、本日と今までの復習編(1部、2部の総集編)
がありました。


本日の2部で、秋山真之の海軍大学校教官時代のシーンがありました。


「無識な指揮官は、殺人犯だ」


懸命に学べ、と学生に激を飛ばしていました。


この部分は、小説には描かれていない部分で、
ドラマ化ならではの部分です。


印象的な言葉でした。


これを現代風に言うと、ビジネスに置き換えてみると


「向上心の無いリーダーは、泥棒だ」


ということになるのでしょうか。


明日からの第3部の放映楽しみにしています。

2011年12月1日木曜日

「独裁」について

11月27日の大阪市長選挙で橋下徹さんが当選しました。


選挙前に「独裁」という言葉を口にし、
批判を受けながらの選挙戦でした。
結果は、橋本さんは約75万票で20万票の差で当選しました。


「独裁」という言葉は、一般に印象・イメージが
悪く受け止められます。


しかしながら、私は
「企業経営は独裁だよ」とお話することがあります。


「独裁」を文字通り受け止めれば、
「独(ひとり)」で「裁く(判断を下す)」
ということです。


企業経営において、
いろいろな選択肢や、意見、アイデアがあるなか
最終的には、誰かが責任を持って印鑑をつく、判断する。
まさに、「独裁」そのものです。


「独裁」だからこそ、責任の所在が明確になるのです。


その決定のプロセスにおいて、
いろいろな人の意見や、考えを聞くことと、
誰かが責任をもって判断する別のものです。


すなわち、


他人の意見を聞いて判断するのも
誰の意見も聞かずに判断するのも
誰かが責任をもって判断する限り


それは「独裁」です。


人の意見をしっかり聞いて、
そして、みんなで多数決で決めて・・・
しかしながら、その結論に誰が責任を持つのか分からない


という方が、よっぽど悪い。
無責任者を生み出すだけです。


人の意見を聞くことにより、
潜在的な問題が見えたり・・・
一人では考えつかなかったことが、見えることもあります。
しかしながら最後は「独裁」しなければなりません。


「独裁」が、問題となるとすれば、
独裁して結果が伴わない場合でも、
その地位に存在し続けることです。
「できない独裁者」が権力を持ち続けるところにあります。


「できる独裁者」は「立派なリーダー」と呼ばれます。


大切なことは


「責任を持って判断する、
 そしてその判断結果を自分のものとして受け入れる」


という「独裁する」という覚悟です。