2015年12月28日月曜日

「自ら(の組織)を信じて、決断を下す」

先日「海難1890 」という日本とトルコの関係を描いた
映画を見る機会がありました。

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1890年 
トルコ軍艦「エルトゥールル号海難事件」が
和歌山県串本町沖で発生。
乗組員618人のうち69人が、
地元住民による献身的な救助活動により救助されました。

この救助活動はトルコの人々の心に深く刻まれました

そして、時は流れ1985年
イラン・イラク戦争勃発。
在イランの自国民救出の為、
各国は救援機を飛ばし次々とイランを脱出しました。

しかしながら、日本政府は救援機を飛ばすことが
危険と判断し救助要請に応えられませんでした。

それを、トルコ政府が救援機を飛ばし
日本人を救ってくれた

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というストーリーです。

印象的だったのは、当時のトルコ首相の
日本人のための追加派遣を決める場面です

この追加派遣には
「自国民(トルコ人)を危険にさらすことになる」
という周囲の反対がありました。

しかしながら、オザル首相は、
人助けができる国民であると信じ、
とそれらの反対を押し切り
追加救援を決断します

「自ら(の組織)を信じて、決断を下す」

 リーダーの原点を見たような場面でした。

自らの組織に、
難しいだろうから・・・
できないだろうから・・・
と信じれず、落としどころを決めるのとは違います。

自らの組織を信じる力

リーダーにとって大切な能力であることを
再認識させられたのでした。

映画の最後の
トルコの救援機に日本人が搭乗する場面には
感動し、涙腺が弛みました

素晴らしい映画でした。

余談ですが、司馬さんの「坂の上の雲」
とも関連があります。
秋山真之はこの年、海軍兵学校を卒業し、
少尉候補生で「比叡」に乗り組みました。
その「比叡」でトルコ兵の送還に関わったのでした

2015年12月9日水曜日

2度の広島ツアー

11月22・23日は、お盆に中学の同窓会をしたときの
実行委員のメンバーが、

12月5・6日は、大学時代のクラスメイトが、

半月の間に2度の広島ツアーをしてくれました。


中学の仲間は、島根の江津から車2台(途中合流も入れると4台)で
「竹原」観光




















マッさんで有名になった、竹鶴酒造





















そして竹原の町並みを堪能しました




















大学時代の友は、
東京を中心に、岐阜、奈良、大阪、福岡
から集まり

呉の大和ミュージアム、江田島の海軍兵学校


そして、宮島、平和公園を巡りました。




大学時代の会の名「タンポポ会」

フランスに「ラルース」という辞典があります。
その表紙には、タンポポの種が飛ぶ絵が描かれてあり、
「智恵の種が、世界に飛び散り、ひろがっていく」
という思いがこめられているようです。


この「ラルース」のタンポポの話から
命名した会の名前ということにしておきましょう

観光中心の旅行でしたが、
その中で「坂の上の雲」で抱いた疑問が解け、
「空海のいる風景」と宮島の関係も知ることができた旅行でした。

皆さん楽しい時間をありがとうございました。



2015年12月7日月曜日

「漢(おとこ)は愛嬌こそ大事」メルマガ74号

本日、メルマガ第74号を配信しました。

「竜馬がゆく」から
西郷隆盛と坂本竜馬が初めて会う場面から
ご紹介しています。

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 漢(おとこは)愛嬌こと大事

  竜馬がゆく 5巻 変転

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日頃無愛想な竜馬に、西郷は愛嬌を感じます。
西郷の言う「愛嬌」とは?

2015年11月30日月曜日

「季節がきたから、イベントする」?

お歳暮、クリスマス、年末年始・・・
と季節イベント、キャンペーンが
今からのシーズンめじろ押しです。
 

これらが企業業績に直結し、
年間のカレンダーに重要項目として
なくてはならないものとして
位置づけられているところもあります。

だからと言って

「季節が来たからイベントをする」
「イベントで売上げを○○確保する」
「イベントの○○商品を拡販する」

というのでは、基本的な部分が少しズレています。
大切な思考ステップが欠落しています。

その季節の新しい楽しみ方、
より充実した楽しみ方、
とは何か?

を徹底的に考え、

こんなに面白くなりますよ・・
こんな感じで充実しますよ・・・

という顧客に対する思いを、
ぶつける場なのです。

経済的に成り立たせるためだけに、
これらのイベントを行うのではありません。

顧客に自分たちの持つSomethingを
お伝えする機会なのです。

2015年11月16日月曜日

「誇り」か? 「後悔」か?

横浜のマンションの杭打データ改ざんを引き金に
全国にその問題が広がりつつあります。

つい最近、中小企業建設会社の社長から聞いた話を、
かいつまんで、ご紹介します。

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ある公共工事の最終検査段階で、
図面どおり施工されていないことが判明した。

工期終了まで、時間があまり残されていない。
手直しをしようとすれば、工期に間に合わない。
工期に間に合わなければ、指名停止処分を受けることになる。
経営へのインパクトは、はかり知れない。

施工をミスを隠蔽することもできる。
自分達の心の中に秘めていれば、
発注先にも、自社の経営にも波風を立たせなくてすむ。
その場しのぎで抜け切ろう、という囁く自分もいる。

ふと、思った。
後に、現場を通るたびに呼び起こされるものはなんだろうか?
「誇り」ではなく、「後悔」ではないだろうか。
むしろ、現場に目を背けて通り過ぎようとするのではないだろうかと。

そして、処分覚悟で手直しすることを決断した。

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という話でした。

大手の建設会社にしてみれば、
「ちっぽけな工事で、影響が小さいからできることだ」
と鼻で笑われるかもしれません。

小さいからできるのではありません。
性根がしっかりしているからできるのです。
仕事に「誇り」を持っているからできるのです。

同じ建設関係でも、
データを改ざんするところもあれば、
こんなスタンスで仕事に取り組んでいる会社もあるのです。

プライド・誇りを持って仕事をするという覚悟。
素晴らしい話を聞かせていただきました。


2015年11月15日日曜日

「帰りはニコニコしてでていくね」メルマガ73号

本日、司馬作品に学ぶ経営心得第73号を配信しました。

「竜馬がゆく」から、
竜馬と勝海舟が出会う場面からご紹介しています。

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 あれはあれなりの頭で国を憂えている。
 頭が悪くて、料簡がまちがっているだけのことさ。
 赤心にゃ変わりはねえ。

 だから話してやると、
 帰りはニコニコしてでていくね。

   竜馬がゆく 3巻 勝海舟

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是非、ご一読を!!

2015年11月3日火曜日

白牡丹と石田三成

単身で広島の西条に赴任している友に
20余年振りで会ってきました。

西条といえば、酒どころ
沢山の日本酒の蔵があります。
毎年秋には「酒祭り」があり、
全国から多くの人が集まるそうです。

下戸の私は、酒を口にすることもなく
ましてや味がわかるわけでもなく、
お酒には全く興味がありません。

ただ、西条の「白牡丹」というお酒は例外です。

友達とドライブがてら白牡丹の工場に寄ってみました。





















白牡丹の歴史に興味があります。

関が原の戦いで、西軍を率いたのは石田三成。
その石田三成が三顧の礼で迎えたのが島左近。

司馬さんの、「関が原」を読んで
島左近に惹かれました。

その島左近の次男の孫が創業したのが、
この白牡丹酒造です。

延宝三年(西暦1675年)創業
西条酒の中で最も古い歴史をもっているそうです。
 

2015年10月21日水曜日

学んだことを・・・

先週の商工会議所研修参加者より
メールをいただきました。
 
「研修でのケーススタディーについて、
 
 研修では、
 短期的な改善のためドラスティックな施策を施した
 との事例を説明をしてもらった。
 
 もし、時間的に余裕があった場合
 ○○、△△・・・という手段があると思うが、いかがか?」
 
という内容のものでした。
返事メールを書きながら思ったことがあります
 
ケーススタディーを、
単なる研修の題材として位置付けるのではなく、
実務に照らし合わせて考えるという受講姿勢、
素晴らしい
 
って、思いました。
 
「経営のフレームワークを知るだけでは、
役に立たない。
そのフレームを通して
何度も何度も経営を見るのが重要。」
 
と部下を教育していた頃を思い出しました。
 
学んだことを、それっきりで終わらせてしまう人
学んだことを、咀嚼し自分なりに理解する人
咀嚼したものを、実践に使ってみようと思う人
 
それっきりの人は、
残るのはレジメやテキストの紙切れだけ
 
理解する人は、
受講料分と同程度の知識を得ることができるでしょう
 
そして実践に使ってみようとする人は
学んだ知識と経験があいまって、
受講料の何倍、何十倍、何百倍の価値を得るでしょう
 
学んだことを、実践してみる
 
それが実務家・実践ビジネスマンの基本姿勢です

2015年10月17日土曜日

商工会議所研修会 「経営計画101」

昨日、広島県商工会議所 基礎研修会を
大竹商工会議所にておこなってきました
 
広島県下の13の商工会議所から
指導員の方々が20人強集まられてた
4時間の勉強会でした
 
経営革新、創業、補助金の申請等々
で必要とされる経営計画
 
経営計画の本質
経営計画の根っこの根っこ
 
についてお話し、事例をもとにワークをしていただきました
 
皆さん、最後まで熱心に耳を傾け
ペンを走らせていただきました
 
ありがとうございました
お疲れ様でした
 
商工会議所の会員さんの指導に是非役立ててください。

2015年10月12日月曜日

着眼点を変える

ラグビーのワールドカップでは日本中が沸きました。

特に、南アフリカ戦での勝利は、
「世紀の番狂わせ劇」
とまで報道されました。

南アフリカ戦での、終了間際の
キックで同点引き分けを狙うか?
トライを狙って勝負を賭すか?

というリーダーの判断は深いものがあるように思います。

日本チームを率いた、エディー采配についても
興味深いものがあります。

「強みを活かせ」

というのは、組織を預かるものであれば
誰しも基本セオリーとして認識しているものです。

エディー監督以前はその「強み」を

スピードと俊敏性と認識し、
個人技で敵陣を突破する

のが効果的とされたチームつくりだったそうです。

ところが、エディー監督は、

「ボールをつなぎ続ける」連係プレー
を磨くことで突破力を強化したそうです。

「強みを活かせ」という理論背景は
同じものの、その強みの自体の認識が違って
いたのではないでしょうか。
日本人の小技や、阿吽の呼吸でいけるチームワーク等々
にその強みと認識したのではないでしょうか。

同じ組織でも、「強み」の着眼点を変えることにより
組織が生まれ変わる可能性が秘められています。

今まで7大会で1勝21敗2分のチームが
今回3勝もできたように・・・

2015年10月9日金曜日

浮世の値段は3銭 メルマガ72号

本日、司馬作品に学ぶ経営心得第72号を配信しました。

吉田松蔭と高杉晋作を描いた
「世に棲む日日」からご紹介しています。

高杉が浮き世に値段をつけるとすると

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「まあ、三銭か」

世に棲む日日 浮世の値段

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その心は??

是非、ご一読ください。

2015年9月30日水曜日

報連相は「じわり」と!!

報告・連絡・相談、
を短くして「報連相」

新入社員研修で教えられるビジネスの
基本中の基本であることは言うまでもありません。

人間の体でいうと血液のようなものです。

ならば、その血液を循環させるために、

ただ、報告すればいいのか?
ただ、連絡すればいいのか?
ただ、相談すればいいのか?

という問題提起です。

「○○という状況です、どうしましょう?」
というパターンは、確かに報告し、相談は行われています。

しかしながら、新人ならまだしも
できるビジネスマンの報連相ではありません。

上司にしてみれば、
いつまで経っても自分を頼ってくる・・・
自分で考えることをしない・・・
思ってもしかたありません。

報告・連絡・相談には作法があります。

それは、「報連相は『じわり』」です。

『じわり』とは、私が造った造語ですが、

じ : 状況
わ :  私は○○したいと思います
り : 理由は○○だからです

を意味します。

ただ、報告・連絡・相談するたけでなく
自分の意見・解決案とその理由も併せて行う
という基本作法です。

この基本作法が身につき、
上司が、あなたの報・連・相に
「OK、そうして!」
と連発するようになれば
あなたは、有能な部下、できるビジネスマンです。

2015年9月26日土曜日

「精神の腱に弛みが生じていることは・・」メルマガ第71号

先日の伊賀史跡探訪から、
今回は「梟の城」からご紹介しています

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この男が乞食にまで身を下げたとこは堕落とはいえない。

しかし精神の腱に弛みが生じていることは
            我慢のならぬほどの堕落であった

            梟の城 水狗

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が、秀吉暗殺のための諜報組織を作るに際しての採用基準でした。

是非、ご一読を!!

2015年9月15日火曜日

史跡探訪 伊賀 「梟の城」の里

司馬さんの、デビュー作「梟の城」の里
伊賀上野に先週末行ってきました。
 
伊賀鉄道では、
いたるところに忍者を見ることができ
楽しむことができました
 
 
 
 
 
 
家康が本能寺の変の後、
命からがら越えた・・・
「あの山の○●」ガイドさんが説明してくれたけれど
よくわからなかったのが残念
 
伊賀上野城では、
秀吉が藤堂高虎に送った兜が展示されていました。
その兜をかぶって藤堂家は大阪夏の陣には、
徳川側につき豊臣を攻めたののでした。
また、機会を見つけてじっくりと
伊賀探訪をしたいと思っています。

2015年9月11日金曜日

2度と・・・

昨年秋に、ある会社の経営相談を行いました。

先代から受け継いで4年の若い社長。
先代の負の遺産を背負っての経営を続けている状態。

昨年の夏のに
繋ぎ資金の支援をうけるも、
数ヶ月でそれも尽きる。

結果、いわゆる「リストラ」をアドバイス
せざるを得ませんでした。

アドバイスする方も、リストラはつらいけど、
それを行う方はもっと辛い・・・

わかっていても、すぐに決断できるものではありません。

初回面談から、何度かお会いしその度に
その必要性を説くと同時に背中を押す・・
ということを繰り返しました。

そして昨年末から今年の年明けに、
決断をされ、実行に移されました。

その後の状況を確認を含めて、
約半年振りに、お盆明けに訪問する機会がありました。

キャッシュフローも反転し大幅に改善、
損益も赤字体質から完全に黒字に・・・

社長の表情が違ってました。
そして資金・経理を担当する専務も・・・・

まずは、成功といってもいいでしょう。
握手をしていました。

「今は、離陸が成功したという状態。
 ここで力を緩めると失速して墜落するから・・」

を気を再度引き締めることを確認しました。

「2度と、昨年末のようなことはしないように!」
「はい、2度と・・・」

というのが帰るときの挨拶でした。
そこには、笑顔より、その奥の真剣な眼差しを感じたのでした。

また、お会いするのが楽しみです。

2015年8月7日金曜日

「それを否定した制度を押し付けられると・・」メルマガ第70号

本日、メルマガ第70号を配信しました。

松本良順が、江戸の西洋医学所(東京大学医学部の前身)の
教育制度改革を行った場面からご紹介しています。

◆◆◆◆◆◇◆・◆◆◆◆◆◇◆・◆◆◆◆◆◇◆・◆◆◆◆◆◇◆

「それ(馴れている形態)を否定した
 制度を押し付けられると、
 異物が体に入ったように
 はげしく生理的な反応を示すのである。
 騒いでくたびれれてくれば、
(中略)耳を傾けようとするだろう」

       胡蝶の夢(3) 殿中

◆◆◆◆◆◇◆・◆◆◆◆◆◇◆・◆◆◆◆◆◇◆・◆◆◆◆◆◇◆

良順の改革に、学生らは猛反発します。

是非、ご一読を!!

2015年8月4日火曜日

「達成感が・・・」 

「達成感が感じられなくなってきている」
 
あるリーダー。
 
まじめに仕事を取り組んでいるも、
大切なものが欠けている。
この機会に、あえて厳しめに
 
***********************
 
今の状態であれば「達成感」は
感じられないかもしれません。
 
なぜなら、毎日仕事を流していて、
なりゆきで仕事しているようにしか映りません。
 
その中で生まれた成果は、降って湧いたようなもので、
その中では「達成感」は生まれるものではありません。
 
何らかの強い思い、何かに対するコミットメントがあり、
それを獲得して初めて「達成感」は生まれるのです。
 
その意味で、現在の様子は何かに対して
コミットしているようには見えない。
腹落ちした決意が欠落している。
 
これがない限り、ただ仕事を流す毎日、
そして「達成感の無い毎日」を送ることになる。
 
なぜかと悩むよりも、
腹を決め目標に取り組むことが、
今の○○さんには、一番大切なこと。
 
***********************
 
厳しいことを、ストレートに伝えるのは
エネルギーが必要です。 
 
リーダーの、悶々としていた表情が
少し晴れたように感じたのが救いでした。
 
次回お会いするのが楽しみです。
 

2015年7月14日火曜日

「医の世に生活するは人の為のみ・・」メルマガ第69号

本日、メルマガ第69号を配信しました。

今回も引き続き、
幕末の医師松本良順を描いた「胡蝶の夢」から、
緒方洪庵の「医戒」を紹介しています。

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医の世に生活するは人の為のみ

                 おのれがためにあらず

       胡蝶の夢(2)夏の雲

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是非、ご一読を!!

2015年6月26日金曜日

管理表(?)

「定期的に、報告をしてもらいましょう。
 このデータと、このデータを、こんな様式にしてね・・・」

と管理表を作成することが、よくあります。

自分の部門の状況を把握するための
管理者の大切なツールなのです。

いわば管理者の武器ともいえるツールです。
武器・ツールは使って初めてその意味を成すものです。

しかしながら、

管理表作成のデータ集めに四苦八苦し、
管理表作成がマネジメントの仕事であるかのようになっていたり、

管理表のフォームを修正するかに時間をかけていたり、

よく目にする光景です。

管理表活用して、問題点を早期に認識したり、
今後の作戦を考えたり・・・というのが本来です。

あくまでも管理表は現状を表現するに過ぎません。
現状を把握して、どうするか?です。

管理表の点検・修理や磨くことばかりに終始したり、
コレクションを始めたり・・・・

保持することに意味があるのは
抑止力となる兵器くらいなものですから・・・

管理表というツール・武器は徹底活用です。

2015年6月16日火曜日

「好奇心を抑圧しなければならなかった」メルマガ第68号

本日メルマガ第68号を配信しました

幕末の奥医師松本良順を描いた
「胡蝶の夢」からご紹介しています。

松本良順は、順天堂(現在の順天堂大学)の
創始者佐藤泰然の次男で、
徳川慶喜、近藤勇、河合継之介を診療したことがあります。















鎖国の中、限られた情報をたよりに西欧医学を学ぶことは
簡単なことではありませんでした。
その鎖国を幕府はいかにして
維持して維持していったか
について解説がされている場面からご紹介しています。

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(幕府は鎖国維持のため)
「好奇心を抑圧しなければならなかった」

胡蝶の夢 1巻 春風秋雨

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是非、ご一読を!!

2015年6月15日月曜日

本番が近づくと・・・

本番が近づいてくると、
いろいろな心配や懸念が
急浮上してきます

重要なプロジェクトであったり、
長い期間検討をしてきた大切なイベントであったり
すれば、なおさらです

本番前のプレッシャーで、

なかには些細な問題を
重大問題かのように騒ぎたてる輩がでたり、

計画の修正提案があったり、

と組織が揺らぐことがあります

検討前提が崩れたり、大きく変わったり
したのならば、計画そのものを抜本的に
見直す必要があるでしょう。

なんら前提の変化もなく、
単なるプレシャーに苛まれているだけ
という状態であれば、
リーダーの出番です

「大丈夫だ!」 
と揺らぐ組織に一喝を入れ、
構成員の不安吹き飛ばし、
成功に確信を持たせ、
覚悟をさせることです。

リーダーも構成員以上に
不安や懸念を持っていて当然です。
いや、構成員以上に持っていなければなりません。
(リスク対応は考えておく必要があります)

それでも、おくびにも見せずに
自信たっぷりに
「大丈夫だ!」
と覚悟を見せるのがリーダーの大切な役目です。

2015年6月6日土曜日

「むずかしいな~」×100

新しいことにチャレンジしよう!
で始まったミーティング

いろいろと出されるアイデアに
「むずかしいな~」
のコメントが連発される・・・・

よくある場面です。

出されるアイデアの否定を繰り返していけば
アイデアそのものも出なくなってしまいます

問題は、アイデアが貧弱なことではなく
行動力にあるのです。

アイデアそのそのものがよければ、
『むずかし』いと百回、千回、何万回言うよりも、
ひとつ行動すること

なのです。

(「むずかしいな~」×100) < (行動×1)

です。

2015年5月25日月曜日

「自分にはこれしかない」と心に決めた人間が・・・

私のエバーノートのクリップ記事からご紹介します。

王貞治さんの日経新聞「私の履歴書」の
現役引退当時のことを振り返ったコラムです。

*********************

「悔いがのこるとすれば世界新といわれた
 756号を打った以降の自分に対してだ・・・

 756号を打って、一種の達成感から
 打席に以前ほどの執着心がなくなり
 左方向に打つようになった。
 狭い1、2でも抜いてやる、という気持ちが薄れ、
 応用編だけで打っていた。
 
『自分にこれしかない』と心に決めた人間が
 小器用になったらおしまいだ。・・・」

********************

とコラムの中で振り返っています。

華やかな長島選手に対して、求道者としての王選手。
練習の虫、努力という言葉をそのまま体現した野球人、
そしてストイックな王選手、一番好きな選手でした。

当時小学生であった私も、2人違いは感じていました。

その王選手でさえ、
「自分を見失う」ことがあったんだ
というは驚きでした。

同様な現象を企業でも見ることがあります。

「これしかない」と心に決め、
創業した、業績回復した企業が、
規模が大きくなるにつれ、業績が回復するにつれ
横道にそれ出す、必然性のない贅肉が付き始め、
小器用になり、小賢くなっていく

その過程では、いろいろな理由が付され
横道、贅肉とは認識されず、
結果的に振り返ってみると・・・・

というものです。

あの王選手でも・・なのですから、
普通に発生する現象だと捉えた
ほうがいいのかも知れません。

ならば、

自分にこれしかない」と心に決めたとしても、
      いつの間にか小器用になっておしまいになる」もの

と認識して、組織を運営することが
リーダーの役目なのかもしれません。

2015年5月18日月曜日

「あなたは何をしたいのですか?」

ある経営相談の場面を、
登山に置き換えて例えると

「富士山? それともエベレスト? 近くの山? どちらがいいですか・・・」

「そんなの知りませんがな・・・
 あなたは何をしたいのですか?」

「迷ってるるんです・・・・」

「?????」

まれに、このような場面にでくわすことがあります。

登山家になりたいのか、
一度、日本一の山に登ってみたいだけなのか、
週末に家族でハイキングに行きたいのか?

それらは、本質的に自問自答する内容のものです。

会社の今後を考える場合も同様

「技能や技術を高め高付加価値の商品を提供する」
というものもあれば、
「普及品を手ごろな価格であまねく提供する」
というのもあります。

どちらをとっても「楽」にできるものではありません。
前者ならば、常に最新の技術や未知の技術にチャレンジしたり、
技能の世界であれば、
気の遠くなるような修行や鍛錬を積み重ねなければなりません。

一方、後者であれば
量産するために生産技術や、生産体制、設備の導入
一定の技能を持った技能者の確保等々多くの課題が存在します。

どちらが儲かるか?という問いはナンセンスです。

「やりようによっては、
  どっちも儲かります。そしてどっちも儲かりません。」

解決する課題が方向によって違うことを認識し、
どれだけ解決できるかの違いです。

「どれが正しい選択なのか?」ではなく
「選択した道を、正しい道にする」ことです。

どの道を選んでも大変な道にはかわりありません。
どの道で覚悟するかが重要です。

2015年5月11日月曜日

助成金・補助金

某商工会議所の個別相談会で補助金の申請で
相談を受けることがありました。

中小企業に対する多くの施策の中で
補助金・助成金というものがあります。

使った費用の半分、
なかには2/3がもらえるというのも・・・

今まで、いろいろな補助金の申請について
アドバイスすることもありました。

「仮に、助成金・補助金がもらえなくても実行しますか?」

という質問を投げかけることが時々あります。

目的が「助成金・補助金をもらう」ことになっていて、

お金がもらえない場合は、その事業・施策は実施しない、
お金をもらえれば、実施するという、

スタンスを感じる場合の質問です。

簡単にもらえる助成金・補助金だから申請しよう
という安易な考えがベースになっているのです。

「せこい」と言えば、「せこい」。

問題は、「せこい」か「せこくない」かということでなく、
また、お国の施策背景に適合しているか、
不適合なのかという役人的な視点でもありません。

自社がその事業・施策を実施する
必然性の問題です。

「もらえたらやろう」というスタンスは、
経営上、必然性が曖昧なものまで
取り込む可能性がでてきます。

重要な課題に集中できなくなってします。
助成金・補助金をもらって、横道にそれるよりも、
本筋を、知恵や努力で切り開いていく
健全な経営を心がけるべきです。

助成金・補助金をもらえようが、もらえまいが
しなければならない事業・施策に集中し、
助成金・補助金がもらえればラッキー

というスタンスが必要です。

2015年5月5日火曜日

「民度の高い国、文明の度合いの高い国でしたら・・」 メルマガ第67号

本日メルマガ第67号を配信しました。

今回は、司馬さんが横須賀の防衛大学で
講演した内容から紹介しています。

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「非常に民度の高い国、文明の度合いの高い国でしたら、
    たとえ勝っても自分自身を解剖するに当たっては冷静です。」

    司馬遼太郎全講演(1)

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是非、ご一読を!!

2015年4月27日月曜日

ひとつひとつ積み重ねて??

「ひとつの仕事に全力を傾ける!」

大切なことです。

「そして、それらをひとつひとつを積み重ねて・・」

これも言うまでもなく大切な行動原則です。

しかしながら、

「積み重ねて、今いくつになってる?」

という質問に、明確に答が戻ってこないことがあります。
全体感が欠落している状態です。

幹部社員・管理職に頭を悩ましている組織に
発生していることがあります。
全体感を共有する仕組みが動いてないのです。

幹部社員・管理職の個の技能の問題を考える前に、
全体感を把握し共有する仕組みについて
考えてみる必要はないでしょうか?

2015年4月19日日曜日

感動の社長交代パーティー

昨日、某社の社長交代パーティーに参加してきました。

登記上の交代は1月前におこなわれ実務的にも
新しい体制で動きつつあるも、
ひとつの区切りとして行われたパーティーでした。

会長(旧社長)の

「いままで、いろいろなことがあったけど、
 思い出すのは、いい思い出ばかり・・・・」

という挨拶がありました。

私の知っていいるご苦労だけでも
半端なものではありません。

真剣に向き合い・充実した時間を
積み重ねてこられたからこその境地です。

心を打たれた挨拶で、うるっと・・・ときたのでした。

新社長とは、数ヶ月に渡り

「何を守り、何を変えるのか?」
「何がしたいのか?」

と何度も質問を繰り返し

「概念的に頭で考えるのではなく、
 腹に落ちるまで、なんども自問自答すること」

と、時には厳しい言葉も投げてきました。

そして昨日の新社長の言葉には、
他ならぬ決意が滲みでていました。

これまた感動させていただきました。

今回のパーティーには、
サプライズや社員さんのいろいろなアイデアが
もり沢山で、あっという間の時間でした。

つい先日、マスコミを騒がせた上場会社の
社長の交代ドタバタ劇を忘れさせるような
爽やかで・温かいパーティーでした。

お招きいただきありがとうございました。

そして、会社の大きなエポックに
関わらせていただけたこと、
心より感謝いたします。

2015年4月14日火曜日

「創意工夫」って?

4文字熟語としてポピュラーな

「創意工夫」

辞書でその意味を調べてみると、

~考えをめぐらせて、新しい方法や手段を見つけ出すこと~

と紹介されており、今までこの意味で理解していました。
そして、この意味が日本語的にも、
国語的にも正しいものだと思います。

ある会社で、この4文字熟語が
「創意」と「工夫」に
分割されて額に掲げてありました。

最初は、「創意工夫」が分割されている・・・
という程度の認識だったのですが、

あえて、分割されている意味を考えてみると

「創意」があって「工夫」がある。
すなわち、「こうしたい、ああいしたい」という
意思(目的や目標)が創られ、
そして初めて「どうすればいい・・・」という工夫が生まれる

という、大切なことに気づかされました。

新しい方法や手段を考える前に、
何を達成したいのか?
何を目的とするのか?
という意思が明確になっているのか

と自問自答してみる必要があるのかも知れません。

2015年4月10日金曜日

「事をなすべく目標を持ち・・」 メルマガ第66号

本日、「司馬遼太郎作品に学ぶ経営心得」第66号を配信しました。

「世に棲む日日」から
高杉晋作が、藩内革命をおこし「倒幕」に変えた
ころの場面からご紹介しています。

「事をなすべく目標を持ち、
  それにむかって生死を誓いつつ
  突き進んでいるときは、どの人間の姿も美しい。
  が、ひとたび成功し、
  集団として目標をうしなってしまえば、
  そのエネルギーは仲間同士の葛藤に向けられる」

     世に棲む日日(4巻) 海峡の春

是非、ご一読を!!

2015年4月4日土曜日

少しでも新しいものを取り入れる

仕事の多くは、繰り返しの業務です。

1日単位で繰り返されるものもあれば
1月単位、半年単位、1年単位・・・・

で繰り返されるものもあります。

自動車の数年にわたる新車開発も、
大きくとらえれば繰り返しの業務と言う
ことができます。

これらの繰り返しの業務の中に、

それだけの新しいものを反映できるか?

が企業の根っこの力です。

「どんな、些細なことでもいい、
  少しでも、新しいものを取り入れる」

という感覚が当たり前になるように
していく必要があります。
ひいては、会社の進歩につながっていくのだから

2015年3月31日火曜日

イベント企画 「あれもこれも・・・」

イベントを企画場面において

あれもしたい・・・
これもしたい・・・・
それもしないと・・・

いろいろな意見が百花繚乱します。

ひとつひとつの意見をとってみれば、
もっともな意見で、どれも一理あるものばかりです。

できれば、全て実行するに、
こしたことはありません。

しかしながら、

あれもして、これもして、それもして・・・

となると、予算も、時間も際限なくなってしまいます。
そして一番恐れるものは、

イベント企画のコンセプトがぼやけてしまうことです。

リーダーがすべきは、

優先順位を明確にする

ことです。

すなわち、企画のコンセプトに照らして優先順位をつけ、
下位に位置づけられるものをバッサリきり捨てることです。

そして、玉虫色にしない、きっちりとコンセプトを貫く

リーダーの大切な役目です

民主主義の
「多数の意見で決める、小数意見の尊重」
というのは経営においては、ナンセンスです。

意見が多数か、少数かという基準よりも、
コンセプトを鮮明にするものは何か、
という基準が大切です。

2015年3月24日火曜日

ほんとの経営101 リーダー編

3月19日に表記のテーマで広島銀行さんで
約1時間の講演をしてきました。

終了後の懇親会では、

○ あっという間の1時間で、延長して聞きたかったです。
  日常の業務では目先を見てしまい、
  現実の数字を追っかける傾向にあります。
  判っているようで理念に立ち返っていない事を
  再確認することができました¥。
  大変勉強になりました。

○ あっというまの1時間でした。
  是非続きの話を伺いたいです。
  目的と手段は異なるということを、
  前の会社では教わりましたが、
  本質を事実の違いの話には感銘をうけました。

○ 本会で再度の講演リクエストがあったのは初めてで、
  参加された方に喜んでいただけて、私も嬉しかったです
  (幹事様)

 等の過分なお言葉を頂戴しました。
 
また、お会いすることを楽しみしております。

みなさんありがとうございました。

広島銀行のスタッフの方々、感謝いたします。

2015年3月20日金曜日

「おもしろきこともなきよを おもしろく」 メルマガ第65号

本日メルマガ配信しました。
 
前回に引き続き「世に棲む日日」より、高杉晋作の辞世の句
 
「こともなきよをおもしろく」
 
をご紹介しています。
 
是非ご一読を!!
 
 
 

2015年2月20日金曜日

中国地区民放連で講演してきました・・・

中国地区の民間放送局の勉強で講演してきました。

講演前に、今回の幹事会社広島ホームテレビの常務さんと名刺交換。

「原爆ドームの折鶴で作った名刺です」
と紹介されて手渡されたのが、
以前当ブログでもご紹介した
原爆ドーム維持寄付の折鶴名刺。

流石、報道機関! 折鶴の環境問題にも見識が高い・・・

そして、本題の講演は、
私のシリーズもの「ほんとの経営101」
今回は”ブランド”について

高田屋・伊賀忍者・BMW・スターバックス・・

を引き合いにだしながら小一時間お話させていただきました。

昼下がりの眠い時間帯にもかかわらず、真剣に聞いていただけました。

ありがとうございました。

今回の幹事会社の広島ホームテレビ関係者の皆様
事前の準備等々いろいろとお気遣いいただき
ありがとうございました。

無事講演終了し、会場の広島ANAクラウンプラザホテルを出ました。

何気なくいままで通りすぎていたホテルの前の枯れ池

この枯れ池が、戦国時代とゆかりがあった
ことに初めて気づいたのでした。

毛利氏の対外折衝役であった禅僧 安国寺恵瓊
恵瓊が創建した寺の境内にある池だったのです

説明文には「旧国泰寺愛宕池跡」
国泰寺は、毛利氏の時代に僧恵瓊が安国寺と創建し、
福島氏の時代に改めて開基された(1601年)とありました。


2015年2月16日月曜日

世に問うもの?

事業は、収益活動という側面があります。
それは、一つの側面に過ぎません。

事業の根本になるのは、
自分達の持っているsomethingを、
世に問うことにあります。

創業時の企業だけの話ではなく、
既存企業も含め、つねに問い続けることが
事業活動のテーマです。

具体的な商品の形として問うことができる
製造業だけではありません。
無形のものを販売するサービス業、
小売・卸売業も同様です。

自社は、

「何を世に問っているのか?」

という基本的な質問に
明快に答えることができるでしょうか?



2015年2月9日月曜日

「詩は志(し)なのだ」メルマガ第64号

司馬遼太郎作品に学ぶ経営心得 第64号を配信しました。

久坂玄瑞
吉田松陰、高杉晋作を描いた
「世に棲む日日」

久坂玄瑞が、
熊本の宮部鼎蔵を訪ねた場面から
ご紹介しています。

「詩は志(し)なのだ」

と宮部から大喝を受け、
吉田松陰の人となりを知り
松下村塾に入門していきます。

是非、ご一読を!!


宮部鼎蔵







 

2015年2月1日日曜日

賞与配分制度(三つ割銀制度)

クライアントから、
賞与の分配システムを設定したい
という要望があり、

所定利益を超えた部分の

1/3を将来に備え内部留保とし、
1/3を将来への投資に
1/3を賞与へ

というコンセプトの下に制度を導入し、運用しています。

なかなかいいコンセプトと自画自賛していたところ・・・・

それがなんと220年前
類似のコンセプトで実行していた会社がありました。
創業1566年の西川グループです。

中興の祖といわれる7代目の利助の時代に
「三つ割銀制度」という名で、

・家事などに備えた積立
・本家が事業資金として蓄え
・奉公人へのボーナス

として1/3づつ利益を処分していたようです。

当時は、ボーナス制度自体が斬新だったようです。

「へえ~」って、クライアントの社長は驚いていらっしゃいました。

2015年1月12日月曜日

求聞持(くもんじ)法?

いろいろな組織で、経営理念、行動規範、方針、スローガン等々を、
朝礼・会議の開始前に唱和したり、
大きく掲げたり、パンフレットやHPに掲載されたりしています。

「唱えるだけでは、なんも意味がない。実行せんと!」

というのが私の持論です。
しかしながら、少し訂正しなければならないようです。

虚空蔵求聞持法という、弘法大師空海が阿波の大滝獄の御蔵洞で
行った修行を知ったからです。





















智慧や暗記力ばかりか、あらゆる財宝を得られる
功徳、所願成就の功徳があるとされた修行です。

梵語らしきマントラを、意味を考えずに、ひたすら唱え続け、
一日に一万回、100日間で100万回
(または一日に2万回、50日間で一万回)を唱える大修行。
一回唱が5秒としても1分間に12回、
1万回を唱えきるには14時間もかかります。

意味を考えずに100万回唱える、そうすればご利益がある。

なるほど、唱えるだけでも意味があるんだ・・・
ただし100万回。

朝礼での唱和、掲示物で1日10回認識すると、
100万回に達するには10万日で273年後・・・
仕事しないで14時間唱えると100日後・・・・

「100万回唱えたら意味はあるんだけど、
   時間がかかるから、実行する方が早いんですわ」

やっぱり 「実行せんと!!」

2015年1月7日水曜日

「人はまず物を見るべきである」 メルマガ第63号本日配信しました















今回も、吉田松陰を描いた
「世に棲む日日」からご紹介します。

安政元年(1854年)年、24歳の松蔭は、ペリーの2回目の来航時に、
伊豆下田停泊中のボーハタン号に密航を企て失敗に終わります。

密航失敗後の伝馬町での牢獄の一場面からご紹介しています。

是非、ご一読を!!

2015年1月5日月曜日

顧客に、引き金を引かせるのではなく・・

「今までの取引を前面的に見直す、
 ついては、貴社より最善の提案を求む!」

長年の大口取引先からクライアントへの要請でした。

緊急関係者会議が繰り返し招集され、

価格について
納期のについて
品質について
その他の条件について

様々な角度から検討しました。

この提案が失敗すれば屋台骨にひびく・・・
なんとしても、継続的な取引を実現せねばと、
いろいろな課題や問題に取り組みました。

「難しい」どうこうでなく、
       「できるようにするんだ!」

「難題がクリアできれば、当社のレベルが上がる」

という「ピンチをチャンスに変える」という
価値観と、危機感がメンバーの中に共有されていました。

ギリギリまで提案書をレヴューし、何とか完成に至りました。
そして、10日後に吉報が届けられ、ハイタッチをしたのでした。

結果は、上記の通り満足のいくものでした。
そして、組織に変化への対応能力も共有できました。

顧客に、引き金を引かせるのではなく、
自らが引き金を引いて・・・・
という組織に変わっていきましょう。

2015年1月1日木曜日

あけましておめでとうございます

本年もよろしくお願いいたします
 
大きなレジェンド、小さなレジェンド
成功のレジェンド、失敗の中でのレジェンド
真正面から真剣に取り組むことによって
生まれるいろいろなレジェンド
 
胸をはって伝え、希望や勇気を与え、誇りにしてもらるような
”クライアントのレジェンドつくり”を
お手伝いしてまいります。