2016年3月28日月曜日

80周年記念 パーティ

先週の土曜日
クライアントの創業80周年記念祝賀会に
出席してきました。

素晴らしい会でした。

全社員が、協力し合い、
立派に役割をこなし、
「Credo」に違わぬものでした.

歴史をたどるビデオがありました。

その作成過程でのことでした

「もう少し、写真はない?」
という私のリクエストに

「原爆で全てが無くなった・・・」

言葉を失いました。
80年の重みを感じました。

原爆投下の半年後に事業を再開されたそうです。

先人の事業に対する、
「思い」と「情熱」、そして「強さ」を
が伝わってきました。

会の終了後、出席者を見送る社員さんの
笑顔が印象的でした。

このような、機会に携われ、
そして、お招きいただきありがとうございました。

2016年3月20日日曜日

「そのおそろしさから免れる方法は、・・」メルマガ第77号


本日、メルマガ第77号を配信しました。

今回も引き続き
大阪の陣を描いた「城塞」からご紹介しています。

大阪冬の陣の初戦地と目されていた堺で、
豊臣と徳川は対峙したままで膠着状態になります。

不可解な現象に、徳川側の藤堂高虎軍の先鋒大将の
渡辺了(さとる)は・・・

今回はこの場面から紹介しています

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そのおそろしさから免れる方法は、

  不可解な姿をとっている戦場の諸現象に対して
    一つずつ明快な結論をくだしておくことであった
 
    城塞 (中)  霧の陣

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ぜひ、ご一読を!!

2016年3月14日月曜日

枠を越えて考える 

「○○に挑戦しようと思うんだけど、計画を立ててみてくれる?」
と上司からの指示が・・・

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部下A君
「△△という問題、××という問題が発生します。
 難しいです」

部下B君
「△△という問題、××という問題が発生します。
 △△という問題が発生しますが、
 □□することで対処できます。
 しかしながら××という問題は、
 ◆◆が不足しています。
 難しいです。」

部下C君
「△△という問題、××という問題が発生します。
 △△という問題が発生しますが、
 □□することで対処できます。
 しかしながら××という問題は、
 ◆◆が不足しています。
 ◆◆の不足という課題を解決するために
 ★★の資源の投入をお願いします。」

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部下C君がいいことは言うまでありません。

「ちょっと考えて、問題があるからできない」
というA君は論外です。

論じたいのは、B君とC君との違いです。

両方とも
「発生する問題を、何とか解決できないか」
と考える、取り組み姿勢では同じです。

違うところは、
「現行の枠内で考えるか、その枠を越えて考えるか」
ということです。

B君は、問題を解決すべく考えるも、
現在の枠の中では解決策が見いだせない。

一方、C君は現在の枠では解決策は見いだせないものの、
枠自体を変えることまで考えています

本格的な変革にチャレンジする際には、
現行の枠を越えて考える必要があります。

チャレンジしたいと思っていても、
現行の枠内で考えている限り、
DD(ドン詰まり、堂々巡り)状態に陥ります。

これが、よく言われる

「できない理由を考えるのではなく
          できる理由を考える」

一つの視点です

2016年3月7日月曜日

厳島神社にて、「経営理念」を誓う

何度も何度も考え、議論し
あるときは、胸に手をあてながら自問自答をしてもらい
書き直しを重ねながらまとめていった企業理念

言葉にすれば短いものの、
クライアントの思いが込められた内容
素晴らしいものが完成しました

昨年11月に正式に制定し、
2月の創立記念日にあわせて
宮島の厳島神社での祈願でした。
私も同行させていただきました。













広島人にとっては、
宮島・厳島神社は
市内から電車で小一時間
初詣や、花火大会
と気軽に行ける身近な場所
その意味で、
「厳島神社で祈る」という有難味が薄くなってしまう・・・

重みを付けをしなければと、
宮島にわたるフェリー乗り場で

「いいですか・・・
 今日は、世界遺産の宮島ですよ。
 外国中の人がわざわざやってくる宮島ですよ。
 世界の宮島。
 そこで会社の理念を祈願するんですよ・・・
 そんじょそこらの神社とは違うんですよ・・・」

と、厳島神社で祈願できる有難味を語り
フェリーで宮島に渡りました。

広島の会社ならではの苦労なのかもしれません

















祈願する場所は海に面して吹き抜けで
海風も直接入ってきて、寒い寒い
身も心も引き締めてくれます

その中で、頭を垂れて祈念する経営陣の姿に
じ~んとくるものがありました
見ている私まで清々しい気持ちになり、
感動したのでした。

素晴らしい時間でした。

司馬さんの小説「播磨灘物語」4巻(東へ)の中に
毛利の誓詞について

「一通は元就の棺におさまり、
 一通は厳島明神に籠められ
 一通は輝元の手元にある。」

というくだりがあります。

経営理念を作り上げていく過程で、
社長にこの部分を紹介し、

「広島の会社なら、
 完成したら厳島神社で
 祈願せんと、いかんじゃろ~」

と提案して実現したのでした。

2016年3月1日火曜日

外部協力を仰ぐ (3+2)段論法

企業活動では、
社内の資源だけでは限界があり、
外部の協力も仰ぐことが必要なこともあります。

出資を仰ぐときも
銀行から借り入れするときも
補助金をもらうときも・・・

いずれにしても、
外部の人たちに
きちんと説明する必要があります。

下記の(3+2)段論法で
順序よく説明すれば伝わりやすくなります。

先日講演した内容の一部からご紹介します。

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<趣旨の部分>

1) 世の中に○○という変化がおきつつあり、
   市場には○○というニーズがある(だろう)

2) 当社には○○という技術(ノウハウ・特徴)がる
   その技術を使って、○○すれば
   1)のニーズにを満足することができる

3) 2)の○○するには、
   ○○という課題を解決しなければならない

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という内容を、根拠をデータや事例で
無理なく説明できるかがポイントです。

ここまでで、
協力者の「協力が仰げる可能性があるか? 否か?」
ほぼ決まります。

あとは、あなた自身の信頼度と、
協力者の支援能力です

さらに

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<具体論の部分>

A) 3)のためには、具体的に○○をして
   課題を解決する。
   ついては△△の協力を求めたい

B) 成功の暁には、○○の成果が見込まれる
  (A)の△△の協力に対して見合うものだ)

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を説明するという按配です。

数字や事例を入れることは「MUST」です。

お金の支援だけでなく、
優秀な人材を採用する時にも重要なプロセスです