2016年6月27日月曜日

CARP9連勝 松山選手のインタビュー

カープ18年ぶりの9連勝
たまたまTVで観戦をしていました

最後のバッターは松山選手
外野フライで延長か・・・と思いきや
落球でサヨナラ勝ち

球場の歓喜の場面が映し出され、
「オオ~、やった」
とTVの前でガッツポーズをしたのもつかの間

次に映し出されたのは、
衝突して落球した阪神の外野手が
動けなくなっているシーンでした

落球して肩を落としながら
ベンチに戻るシーンならまだしも

一瞬脳裏に、木村コーチのことが浮かんできました。
広島で選手時代を送り、巨人のコーチとして
広島球場で試合前のノック中に急死したことを

9連勝の喜びどころではなくなりました
阪神の選手の方が気にかかりはじめました

画面では時々、
衝突した阪神の選手が映し出され、
ベンチに引き上げてきたカープの選手が
心配している様子も映し出されていました

「勝利」、「18年ぶりの9連勝」が流れるごとに
悶々とした気持ちを抱き始めました

「18年ぶりだから仕方ないか・・・」
と思いながらも、その悶々とした感情は募るばかり

そしてヒーローインタビュー

いつもの決め台詞を振るインタビュワーに

松山選手は
「ああいうかたちで(相手選手が)ケガをしたので、
 今日は勘弁してください」と

スポーツマンシップ、清々しさを感じました。
そして拍手を送っていました。

勝ち続けるカープも嬉しいけど、
こんな選手がいることを嬉しく思ったのでした

ちなみに、後の報道によると
阪神の選手は大きなケガではなかったようです。

2016年6月20日月曜日

社員の新年の目標を掲げて・・・

毎年新年に、社員が「今年の目標」を発表する
という取り組み行っている。
と、時々聞くことがあります。

先日、ある会社に訪問した時のことです。

この会社も新年に、自分の目標(仕事でもプライベートでも、OK)
を発表しあうようです。

中には「新車を買うぞ!」というのも・・・

ここまでは、よくあるパターンです。

しかしながら、この会社の立派なところは
発表の後のフォローアップです。

短冊に書かれた目標は社長室に掲げられ、
決して社長室の景色になるのではなく、
社長が時折その短冊の内容を眺め、
機会を見つけては社員との話題にするようです。

そして年が明け、目標が達成できた社員には
社長から金一封を送る。

ということを、25年以上も継続して実施しているのです。

目標を発表する・・・というのはあれど、
ここまできちんとフォローアップし、
それも四半世紀も継続するというのは
なかなかできることではありません。

「人が大切・財産」という考え方について
誰しも、疑問を挟むことはないでしょう。
しかしながら問題は、その本気度。

この会社の社長がどれだけ、
人を大切に、貴重な宝としているかを
垣間見たのでした。

2016年6月16日木曜日

「大坂方の重大な欠陥が横たわっていた」メルマガ80号

本日、司馬遼太郎作品に学ぶ経営心得第80号を配信しました。

大坂の陣、徳川家康を迎え撃つ豊臣には

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「大坂方の重大な欠陥が横たわっていた」


諸将は、敵を攻撃することよりも、
むしろ後方への気づかいのために
神経の大部分を費わねばならなかった

   城塞 (中)  (真田丸)

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のでした。

組織の根本的インフラについて書いています。

是非、ご一読を!!

2016年6月6日月曜日

「無謀」とは、現実との距離のこと?

「そりゃあ、『無謀』だよ・・」

と、非現実的な、夢のような目標を掲げる人に、
たしなめることはないでしょうか。


辞書で引いてみると、

「無謀:結果に対する深い考えのないこと」

と、説明されています。


往々にして、
目標と現実との乖離が大きい
と思われるときに「無謀」という言葉を使います。

国語辞典であるように、
考えの深さの問題とするならば、


その乖離が大きくても、
本気で達成したいと思い
一所懸命考え、試行錯誤をする場合は
「無謀」はあたらないことになります。

その逆に、その乖離が小さく簡単な問題でも、
考えようとしない、やる気のない人には、
それさえも「無謀」ということになるでしょう。

「無謀」かどうかは、
実行する人の「本気度」
すなわち考えの深さ・強さできまるものです。

現実と目標の乖離の大きさは、
達成するに時間がかかるだけのことです。

大きな目標・夢を「無謀」と
萎ませるのではなく
「本気度」に着目し、支援・応援し
取り組むことが肝要です。