2017年10月27日金曜日

税金払うために・・・

報道される議員のていたらく・・
耳にするたびに、腹立が立ってきます。

税金を払うよりも、
子供たちへの「ユニセフ」寄付金を増額したほうが・・・
と思います。

とは言え、払うものをキチンと払ってなければ
阿保な議員に、文句の言う権利もありません。

ということで、税金はきちんと払いましょう。
そして文句も、厳しく・ガンガン言いましょう。

そろそろ本題に・・・

「税金を払うために、その上コストを負担して」というテーマですが、
会計情報を有効に活用しているか?という問題提起です。

会計事務所に、
毎月数万円の顧問料を払って会計を見てもらっている
というのが普通のパターンです。

具体的には、毎月試算表を作成してもらって、
年度末には決算処理、そして税金の申告
というのが、概ねの内容でしょう。

ところが、その毎月の試算表をどれくらい役立ててるでしょう?
決算書をどれくらい見ているでしょう?

という問題提起です。

それらの書類にでてくる数字に対して、
自分の目安(基準値)で見てみると、
「あれ?」というものがでてきます。
そこから、原因や背景を確認して次の手を打つ・・

というのが活用の仕方です。

ところが、月次の試算表が2ヶ月遅れで作成されたり、
数字を確認することなしにファイルされたり・・
と活用されてないケースがあります。

これでは、
会計を見てもらうために会計事務所を雇っている、
ことにはなりません。

「税金の申告するために毎月顧問料を払う」
「税金を納めるために、わざわざさらにコストをかけている」

のと同じです。
もったいなくて、仕方ありません。

税金を払うためにではなく、
会計という視点で経営を見るためにお金を払い、
そのついでに、税金の計算もしてもらう・・・

という位置づけで、会計情報を経営に役立てるようにしましょう。

2017年10月23日月曜日

自己否定

先日、NHKのクローズアップ現代プラスという番組で
EV自動車(電気自動車)の世界的な動きが報道されていました。

ボルボは、2019年以降、全てをEV・HEVにする
英国、フランスでは、2040年以降ガソリン・ディーゼル車の販売禁止
中国では、EVの優遇策。
先進国には内燃機関では追いつけない、ならばEVで逆転を・・

今まで、自動車の心臓部は内燃機関のエンジン。
その心臓部が不要になるのです。
既存の自動車会社にとっては、天地がひっくりかえるほどの衝撃です。
さらに、日本のメーカーは、EVシフトに出遅れている。

と、紹介されていました。

これについて2人のコメンテーターが
一人は、シンクタンクで「EV時代に対応せねば」
一人は、自動車評論家で「EV、EVとは言うけれど・・・」

と対象的なスタンスで解説していました。

自動車評論家の解説を聞きながら、
「業界情報を知れば知るほど、自己否定するのは難しい」
ものなんだな・・・と、ちょっとイライラしながら見ていました。

最高の自動車を作ってきた日本メーカーです。
なおさら自己否定するには、より難しいかもしれません。

最高のものをつくってきたというプライド
を賭けての挑戦を期待したいものです。

2017年10月9日月曜日

「ここまで『玄人』になってしまった火消しをいまさら・・」メルマガ第96号

本日、メールマガジン第96号を配信しました。

「俄」の主人公小林佐兵衛は、
府知事に頼まれ大阪の消防頭を引き受けます。

火事場の現場で思うのでした・・

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ここまで「玄人」になってしまった火消しを
いまさら教育仕直すというのは不可能で
摩擦ばかり多いだろうと見ていた。
となればいっそ彼等と別派のあたらしい組をつくって
競争させる以外にない

 「俄 -浪華遊侠伝- 」 亀山

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本当の玄人について、解説しています。

是非、ご一読を!!

2017年10月3日火曜日

シミレーション

「具体的に数値に置き換えて、シミレーションしてみましょう。」

と、ここ続いてクライアントの大切な経営判断に
かかわることがあり、提案したのでした。

「ビジョン実現のための道のりは??」
「〇〇店の出店は?」
「〇〇を休日したら?」等々というもの

社内で、いろいろな角度から検討が繰り返されていました。
(+)面もあれば、(-)面もあります。当然リスクも発生します。
概ね、それらについて論議で認識され、後は腹を決めるだけ。

という状態に至っていました。

クライアントの幹部と、
どのような形式で数字に置き換えていくか・・・
と検討を行い、技を使い、シミレーション案を作成しました。

そのシミレーションをもって、再度関係者と検討会。

「必要な売上の目安が、ハッキリした。
 それならば、〇〇の方向で組み立てられる」

「最悪のケースが、ハッキリした。
 その場合でも、〇〇で大丈夫だ。GOだ!」

「資金の推移が、ハッキリした。
 投資時期を1年変更したほうがいいな」

「この事案の山(成否の分かれ目)となるとろこが、ハッキリした。」

等々と、具体的なギアのかみ合った検討が展開され
腹の据わった結論が導きだせました。

論議をある程度重ねたら、
具体的に数字に置き換えたシミレーションで
ハッキリと、すっきりさせることも大切です。