2014年9月27日土曜日

「殿は算用の名人であられる」:メルマガ第59号

本日、メールマガジン「司馬遼太郎作品に学ぶ経営心得 第59号」を発行しました。

NHKの大河ドラマ「軍師 官兵衛」では、
秀吉が天下人となり、官兵衛はその器量の大きさを怖れられ
秀吉から遠ざけられていきます。

その中で、頭角を顕すのが石田三成です。
今回は、司馬さんの小説の中で石田三成を描いた「関が原」
よりご紹介します。

石田三成を、三成の重臣島左近が

「殿は算用の名人であられる」

 ~ 関ヶ原 (上) 利家の死 ~

と叱責する場面からご紹介しています。

是非、ご一読を!!

2014年9月22日月曜日

「100人の願望」と「1人の決意」

「○○が実現できたいいな・・・」
「○○は、できるかも知れないね・・・」と、

○○に「売上100億」、「利益3億」、「○○業でNo1」等々の
言葉が挿入されて、多くの仲間で語られることがあります。

しかしながら、○○という願望を、10人が語っても、100人が語っても、
そして、多くの人が語っても実現するものではありません。

「願望」という分子をいくら掛け算・足し算しても
化学反応は発生しません。

大切なのは、1人の「やる」と腹をくくった人、
決意し、立ち上がる人の存在です。

その決意する1人の存在があってはじめて
化学変化を起こし、
具体的に前進しはじめるのです。

その決意する人、それがリーダーなのです。

2014年9月17日水曜日

営業活動 商品を売る・・・と考えると???

商品を売るのが営業!!

どこの会社においても、この定義・役割認識には
異をとなえる人はないでしょう。

しかしながら、この定義が営業マンの行動を
歪めてしまっていることも事実です。

「営業は商品を売ることが仕事だから」という認識の下で、
顧客のことを知らない営業マンが多いこと、
日々のコンサルティングの現場で痛感させらています。

「あのね、顧客と自社(商品)を
     結びつけるのが営業なんだから」

と営業を再定義して、
商品売りの営業スタイルから、
課題解決型営業への転換に向けて、
お教えしています。

 
「顧客と自社(商品)を結びつける」という視点からすると、
必要な機能は

1、顧客をきちんと理解していること
2、自社の機能(商品はもとより)をきちんと理解していること
3、上記の1、2から顧客に役立つ接点を見いだすこと

に分解できます。

私の認識する範囲では、一般的な営業の現状は

1、顧客をきちんと理解していること
      → 顧客に関心の無い営業が多い 

2、自社の機能(商品はもとより)をきちんと理解していること
      → 自社の取り扱い商品についてはある程度知っている。
         しかしながら、商品以外の自社の提供できる機能については
         認識が乏しい。

3、上記の1、2から顧客に役立つ接点を見いだすこと
      → 「どうお客に役立つか、そのために何提するか?」
         という思考パターンではなく、
        「お客が買ってくれているということは、何らかの役に立っているはず」
         という思考パターン。

という状況です。

是非一度、自社の営業部隊を上記の視点で診断してみてください。


以上

2014年9月1日月曜日

名刺で平和・環境・福祉に貢献!!

 お盆前に一通の封書が届きました。

私の使っている名刺の収益の一部を
広島の原爆ドームの維持に寄付したという報告の手紙でした。
















広島平和記念公園には、平和を願って折鶴が世界中から捧げられています。

一方、その数は1年間に10tにものぼり、1億円かけて処理せざるを得ず、
平和を願う折鶴が、結果的に環境問題になっているという現実がありました。

その折鶴を、

  障害者施設が搬出等を行い(福祉)、
  再生紙として甦えらせ(環境)
  名刺で平和を祈念し(平和)、
  収益の一部を寄付する(平和)。

というビジネスモデルです。




















http://hiroshima-orizuru.com/outline/index.html


平和を祈念した鶴が、ゴミとなって廃棄される・・・・
一生懸命鶴を折った人にしてみれば
いたたまれない気持ちになるでしょう。

それが、名刺に折鶴再生紙と明記され、
収益の一部が原爆ドームに寄付される・・・
ビジネスシーンでもその願いは引き継がれる。

毎年賛同者者が増えつつあるとの報告でした。

まずは、広島市民の必需品、
そして広島県民の必需品、
やがて、日本人の必需品、

になっていくことを祈りながら、私も使い続けていきます。