2010年6月19日土曜日

明確なディレクション

昨日、近くの携帯ショップに行ってきました。

機種変更だけするつもりだったのですが、
カウンターの担当が、契約の料金プランの見直しを提案してくれました。

結果的に、機種の変更だけでなく、
毎月の料金が500円くらい安くなることになりました。

携帯会社の方からわざわざ安いプランを提示して・・・
と思いましたが、
その安いプランへの条件というのは、
契約期間を現行の1年から2年に延長するということでした。

携帯自体がほぼ全体に普及して、
各社が競争に凌ぎを削っているという状況の中では、
他社への移行防止・阻止というのが最重要な課題になります。

その課題にマッチした施策として、
期間での縛りは長く顧客を固定化させるす分、料金を安くする
ということは、もっともな方針です。

ただ、料金プランを見直して安くなるのですから、
当面の現行収益は圧迫するすることになります。

ディレクションがはっきりしていることに感心しました。
「当面の収益は少々圧迫しても、他社に移らないように顧客を固定化させよ」と。

反対に、
「両方(当面の収益と顧客の固定化)を成り立たせよ」
現場では、どうすればいいのか分からない・・・という状態になってきます。

ディレクションがはっきりしているから、営業店の末端まで、
その方針がいきわたるのです。

皆さんの会社では、重要な経営課題に関する
方針・ディレクションが明確になっているでしょうか?

これらを明確にするためには、
当面のことだけでなく、きちんと将来を戦略的に考える
ということが必要なのです。