2011年11月23日水曜日

力点の置く場所が違う・・・

業者が作成したDM案を見て、

「もう少し、色合いが明るいほうがいい」
「写真が多い方がいい」
「字体をやさしい感じにしたほうがいい」

等々と、業者案が検討される場面が多くあります。

なぜ、もう少し色が明るい方がいいの?
なぜ、写真が多いほうがいいの?
なぜ、字体をやさしい感じにするほうがいいの?

という質問に、的確に回答がかえってくるのは希なケースです。

これらの理由の殆どは、業者案を見てコメントする人の
テイスト、好き・嫌いによるものです。

的確な回答というのは、

・どういう人(ターゲット)に
・何を伝え(訴求ポイント、その優先順位)
・どのような行動を喚起するか

という視点から評価したコメントです。

すなわち、

ターゲットが●●だから、色合いが・・・
訴求ポイントが▲▲だから、写真が・・・・

と企図・目的から考えるということです。

ところが、この企図・目的が不在のまま、
物事が進められる・・・・というケースが頻繁に見受けられす。

業者は、その企図・目的を表現するプロです。

その意味で、業者の作成してきた案に、
どうこうコメントするところに力点を置くのではなく、

企図・目的の設定という大切な部分をしっかり検討し、
設定することに、力点を置く必要があります。

力点を間違えないように・・・