2016年4月25日月曜日

「将の将」のメッセージを伝える

「将の将」が「兵」にメッセージをいかに伝えるか?
というテーマです。


トップ(将の将)の意向を直接社員(兵)にも・・・、

全社にスピーチを行う
社報に掲載する
社内に掲示する等々

が行なわれます。

スピーチを真剣に聞いていた社員はどのくらいだろう?
社報のものは、流し読みをされていないだろうか?
掲示されているものは、景色になっていなだろうか?

と考え、
社員だった頃のことを振り返ると
「・・・・・」
ということになってしまいます。

とは言え、社員の2割がキチンと
受け止めてくれれば「御の字」です。

仮に、これらの方法で
趣旨自体が伝わったとしても、
その本気度までは、
伝わるものではありません。

音声のトーンを上げても
活字で最上級の形容詞を付したとしても、
自分(兵)に直接・間接的に影響がなければ
その本気度は伝わりません。

・人事異動
・組織変更
・業務システムの変更
・予算枠の変更

は自分の業務に直接・間接的に影響を及ぼします。
この自分への影響度合いを通して、本気度を感じていくものです。

これらの資源に手をつけずに、
音声や活字を駆使しても
それは「将の将」の考えを知っただけで、
「兵」にとっては、他人ごとです。

「将の将」から「兵」のメッセージは
これらの人・物・金といわれる
経営資源を操て伝えるのが基本です。

その上で、音声や活字も・・・
という順序です。