2017年5月19日金曜日

史跡探訪 児玉神社(徳山)

5月14日に念願の児玉神社に行くことができました

児玉源太郎を祭った神社です

「坂の上の雲」にでてくる軍人の中で、私にとって最も魅力ある人物

本年3月に上京した折に、江の島の児玉神社を訪問する計画でしたが、
修復中とのことで参りることができず、
今回、山口県周南市にある児玉神社に足をはこぶことができました。

神奈川県江の島に創建されていた神殿と付属建物のの一部の譲渡を受けて、
誕生地徳山の旧邸跡地に建立されたものです。


17歳の少年兵として戊辰戦争、19歳で少年軍曹、とたたきあげの軍人。
その後陸軍大学長、陸軍大臣、
台湾総督、内務大臣、文部大臣を歴任しました。

「正確が陽気で屈託がなく、しかも作戦家であるほかに経綸の才があり、
 さらには無欲であるがためにその政治的才能は
 同時代のたれよりもすぐれていた」

坂の上の雲 3巻 (開戦)
「坂の上の雲」では

満州軍参謀総長という格下げの人事を自ら提案する日露開戦前の場面、
203高地陥落の場面、
奉天戦の後、講和のため帰国する場面等々、

印象的な場面でした。

台湾総督時代には、
江藤新平らと道路、鉄道、港湾、医療、衛生と台湾の基礎を築きました。


「徳足以懐遠」江藤新平書

「浩気長存」の碑のには、
元台湾総統の李登輝の名が記されており、

浩気とは、天地に満ちる雄大で、強い根本の気だ。
それが人の心に宿ると、不屈の道徳的勇気になるとされる。
人は成否ではなく、そこに正義があるか否かで、
決断を下さなねばならない時があるのだ。
児玉源太郎は、浩気をもって明治という時代を駆け抜けた。

と、石碑のパネルには説明がありました。

そして、記念にお守りをゲット。
これで、平(東郷平八郎)さんと源(児玉源太郎)さん
の二人に守ってもらえるようになりました。

司馬さんのインタビューのなかに、
階位としてではなく、本質的な「ジェネラル」の必要性が
語られているものがあります。

司馬さんのいう、本質的な「ジェネラル」(将官)。
児玉源太郎もその一人だったように思います。