2025年5月15日木曜日

「過去のからの経緯は、一旦脇に置いといて・・・」

 ビジネスの現場では、「過去」が重くのしかかる瞬間があります。
「あの時、こうだったから。」
「この人とは、こういう経緯があったから。」
その積み重ねが、無意識のうちに今の議論を曇らせ、
前に進めなくなってしまうことがあります。

以前、ある会議の場で、私はこう伝えたことがあります。
「一旦、過去の経緯は脇に置いといて・・・」 と。

決して、過去を軽視しようとするものではありません。
ただ、その過去が足枷になり、現在・未来にとっての最適策が
発想できなくなりそうだったからです。

「過去」は、縛られるものではなく「配慮」するものです。

現在・未来のために最適な策を打つために、
過去のしがらみを丁寧にほどいていくための「配慮」です。

過去は配慮・尊重する。
けれど、未来の邪魔はさせない。

そんなしなやかな思考が必要です。