2010年11月17日水曜日

チュウショウ企業

「チュウショウ企業」。
「中小企業」と漢字に書きます。

資本金や従業員数で規模の大小を表す時に使います。
そして、この区分をもとに、中小企業にあたかも弱者救済のようなニュアンスで
お国では中小企業政策というのを考えたります。

規模が小さくても、山椒のように小粒でもピリリと辛いスパイスの効いた
社会的なプレゼンスを持った企業もあれば、
規模が大きいだけで、特徴がはっきりしない、存在感が薄いという企業もあります。

規模が大きいからと言って自慢にもなりませんし、
そして小さからと言って、弱者気分になる必要もありません。
その意味では、企業の存在価値ということでは
規模の大小には、あまり意味が無いように思います。

ただ、中小企業おいて気をつけなければならないのは、
「『抽象企業』になってはならない」ということです。

いろいろな論議や会話が、抽象論が多く、具体論が少ない会社の
ことを「抽象企業」と字を当てています。
わかりやすく言うと、形容詞が多い、「すごく・・・」「大変・・・」等々
方法論が5W1Hになっていない、「徹底する・・・」等の言葉が
頻繁に使われる状態のことを言います。

この状態では、カラ回り状態が頻発し、
「いつも同じことをやっている」という感覚で
決して、成長を感じることができません。
そして業績もなかなか挙がりません。

「抽象企業」を脱却していくには、

形容詞でなく、数字で表現し、
抽象論ではなく、5W1Hがはっきりした具体論を心がける
とことから始まります。