2011年3月22日火曜日

役人根性丸出し (喝~)

一昨日のことだったでしょうか、
テレビのスイッチをつけると、東京消防庁の記者会見。

他の記者会見と、違う。
問題と対峙する姿勢が違う。

直観で感じました。

放水に出動した部隊と、極めて密に連絡を取り合っているな・・・と思いきや、
数分間後に、実際出動した部隊の報告の記者会見だったことがわかりました。

命がけで仕事をしてきた人達の言葉は、伝わるものが違う。

大任を無事に終えられた隊員の皆さん、そしてそれを支えられたご家族に、
感謝すると同時に、頭の下がるおもいです。
本当にご苦労様でした。

一方、昨日放射性物質の付着した農産物の出荷停止を指示したという報道がありました。
でも、直ちには健康害さず・・・

なんじゃこりゃ・・・・

「一定の基準値を超えましたから、問題はないと思いますが
一応、出荷停止にしておきます。」

という役人根性が透けて見える。

基準値を超えたら、問題があるんじゃないの?
健康を害さないなら、OKじゃないの?
何のための基準値なの?

一体どうしたらいいんだ、と迷うばかり・・・・

以前、某上場会社の社長に、「部下を迷わせないように・・・」と
コンサルティングの社長就任の挨拶に行った時、言われたことがありました。
その後、この言葉の意味の深さを、何度となく感じてきました。

リーダーにとって、「部下を、迷わせないように」というのは至言です。

堀紘一さんの「リーダーシップの本質」にも
「リーダーは部下の迷いを取り除かなければならない」
と記されており、

そして、ドラッカーの「未来企業」では、

「信頼するということは、リーダーを好きになることではない。
 つねに同意できることでもない。
 リーダーの言うことが真意であると確信をもてることである。」

と。

2011年3月16日水曜日

お疲れ様でした




高い技能を持ってこそ、チームワークがより生きてくる。
個人の技能を高めていく仕組みを・・・・

ということで取り組みました。。

数か月の喧々諤々の論議を重ね、そして試行も重ね、
一定の形が完成しました。

今日は、そのプロジェクトチームの卒業式。
その後は、事務局に引き継がれて展開いくことになりました。



これは、チームメンバーとの卒業記念写真。

このプロジェクトを通して、メンバーの方々には、多くの気づきがあったようでした。
そして、回を重ねるごとに、問題意識が高くなってくるメンバーに心強いものを感じました。

当初からのメンバー、そして途中から助っ人で参加してくれたメンバー、本当にお疲れ様でした。
また、要所要所での、私の要請を受け入れ全面的にサポートして下さった社長、感謝、感謝です。

明日からは、次の新なステップに向けスタートです。

2011年3月15日火曜日

東日本地震:慎んで災害のお見舞い申し上げます

3月11日 午後2時46分発生したM9.0という世界最大級の東日本地震。

今日現在も、人的・物的被害の状況も把握できず、
「未曾有の被害」という言葉でしか表現できない状態が続いています。

この東日本地震で被害にあわれた方々に心よりお見舞い申し上げます。

現在、自衛隊はじめ救済のプロフェッショナルの人達が駆けつけています。
プロでない民間人も何か協力できることはないのか・・・
と多くの皆さんが思っていることでしょう。

かと言って、何らかの物資を送る・・・、その必要性の問題、受け入れの問題、
いろいろとあるようです。

今できるのは、義援金を送るのがベストのようです。

義援金サイトをご紹介します。
http://matome.naver.jp/odai/2129989217646489401

被災者の方々が、
一日でも早く、安心して眠れる日が来ることをお祈り申し上げます。

2011年3月11日金曜日

「自分を無」にする

自分を「無」にする。
煩悩を取り払う・・・
すると、より自分が見えてくる。

何か宗教的な感じがするかもしれません。

実はこれはあるマーケティング関係の勉強会のことです。

論議の当初でてくるのは

すべて自分サイドの意見
そして自分サイドの論理

その都度、私の言うことは一つ

「煩悩に取りつかれていますね」
「煩悩を捨てて・・・」

メンバーは、きょとんとした表情。
そして頭をかかえる場面も

このシーンを何十回繰り返したでしょう。
この過程を通じて、ブレークスルーがおきるのです。

メンバーが開き直って、

自社の得意・不得意
自社の利益・不利益

これらに関係なく、ボロボロ意見が出てきます。

その中には、自社にとって不利なことも多くでてきます。
自社にとって、困ったことも出てきます。
自己否定しなければならない項目もあります。

これが、心の中でひっかかって、
自分を無にして考えることに
ブレーキをかけているのです。

結果、このプロセスを通じて見えてきたのは
本当の自分。

自分の弱みもさることながら

新たな自社の優位性
そして多くの展開の多くの選択肢・・・

に認識を得られたことです。

頭を抱えていたり、きょとんとしていたりしたメンバー
の表情が変わってきていました。

先ずは、「自分を無にして」煩悩を取り払って考え
ることで、新しい何かが、そして光が見えてくるでしょう。

2011年3月5日土曜日

目標達成?

月末の目標に対して、あともう少し・・・
目標達成の美酒を味わいたいと、思うのは誰しも。

目標を達成するのと、しないのでは大きく士気にかかわるものです。

もう少しならばと、
ちょっと顧客に無理をお願いして・・・
社員に無理を頼んで、商品を購入してもらったり・・・

そして、目標を達成する。
そして「目標達成月」と記録されることになります。

何度か目にした光景です。
これでいいのでしょうか。
これで、本当の喜びを味わえるのでしょうか。

邪道な方法で達成したところで、
決して心から喜べないのではないでしょうか。

正攻法でやるだけやって、
そして残念ながら99.9%という結果であれば
心の底から、「くやしさ」を感じるでしょう。

邪道な方法を取り入れて、ぬか喜びをするか
それとも、
正攻法で、心からのくやしさを感じるか。

「心からのくやしさ」は、次のバネになります。
「ぬか喜び」は、ビールを飲むきっかけになる程度で、
モラルに悪影響する可能性があります。

「心の底からのくやしさ」は、やがて「心の底からの喜び」に
つながるだけでなく、力量も向上させることになります。

近くのスタジアムから、何やら場内アナウンスが聞こえてきました。
そうそう、今日は今日Jリーグが開幕。
サンフレチェとベガルタ仙台戦。

スポーツの世界なら理解しやすいのかもしれません。
「心からくのやしい思い」が日々の練習を通じで、
実力向上につながるのです。

正攻法で取組み、
決して安易な方法に流されるのではなく、
そして心からの喜びを味わいたいものです。

P.S.
サンフレッチェの開幕戦は、引き分けでした。
広島に30年近くも住んでいると、いつの間にか
「勝った」「負けた」の主語が、
野球はカープ、サッカーはサンフレッチェになるみたいです。

2011年3月1日火曜日

配慮

某業界の中国地区総会での講演を依頼され、協会の会長に挨拶に行きました。

200事業所を超える業界組織を3期も率いてこられた会長さんでした。
業界の現況を、わざわざお時間を割いていただき丁寧に説明していただきました。

参考までにと、今年の新年号の会報誌を頂戴しました。
会長の年頭の挨拶がありました。

業界の話、年頭の挨拶で概ねの業界の様子はイメージできました。

驚いたのは、数年分の年頭の会長の挨拶のコピーまで準備されていたことです。

講師の負担にならないように、「思うようにやってください」と

おっしゃっるものの、私の講演の骨組み作りに役に立てば・・・

という思いが伝わると同時に、私に対する「配慮」を感じました

リーダーには2面性が必要と・・・とメルマガでも、講演でも話すことが
あるのですが、「大胆」と「繊細」の両面を持ち合わせていらっしゃる。

そうそう、話の中でわかったことですが
会長の親戚の一人が元職場の上司であり、
また他の親戚の一人が以前コンサルティングをしていた会社の社長
でした。

世の中狭いものです。