2012年12月24日月曜日

復活:70年前のコート

10年前に、亡くなった祖母の箪笥を整理していたら
男物のコートがでてきました祖父が着ていたコートでした。
祖父は明治29年(1896年)生まれ
母が嫁いできたころ、着ていたのを覚えているとのこと
そこから考えると70年以上前のものだと思われます。
デザインは今でも通用する・・と思い、
発見して以来着用していました。

ところが、表の生地は全く問題なかったのですが、
裏地が歴史の長さに耐えきれず、ぼろぼろになり、
ここ2年着ていませんでした。


庭に砂でトンネルを一緒に作ってくれた祖父
プラモデルの難しいところを手伝ってくれた祖父
近くの駅に汽車をよく見につれて行った祖父

隣町からの帰り、祖父と手をつないで歩いていると
自衛隊さんに声をかけてもらいジープに乗せてもらい
最寄り駅まで送ってもらったこと・・・

いろいろなことが、このコートとともに思い出されます。

アクアスキュータム、バーバリーと英国紳士を気取ったこともありましたが、
私にとっては、このコートはお金では買えない
いわゆる「Priceless」

明治時代生まれの祖父の
「気概」と「凛とした生き様」
をこのコートとともに継承していきたと思います。

2012年12月21日金曜日

再校正:完了

以前このブログでご紹介しました著作の件
校正段階で約1500ヶ所の修正がでてきました。

こんな感じです。


再校正の原稿が届きました。

校正の原稿と付き合わせながら、
修正箇所がきちんと反映されているかを確認・・・

中には写真のページのように、
文書の順番を大幅に
入れ替えたりしたところがあり、
自分がどう修正したのかを、
よく見て確認しなければならない部分もありました。

流石、編集者というのはプロです。
この暗号のような「赤」の修正箇所が
きちんと解読されていました

前回1,500あった修正箇所が
今回は「てにおは」程度の60カ所程度となりました。
これで「校了」としました。

「校了」としました、というのは、
全体を最後に通し読みしてみると
どうしても粗が目につくものです

かと言って、これをその都度修正していては
エンドレス・ゲームになってしまう・・・

新商品のリリースも同じ、時間を置いてみると
ああすれば良かった、こうすれば良かった
と思うもの・・・

大切なのは、

これで自分の意図が伝わると自分が思えるかどうか?

ということ

評価されれば、それが伝わったことになり、

不評であれば、意図が共感を呼ばなかったのか
意図が伝わらなかったのか
と謙虚に振り返ることをが必要となる

最後に「エイ!!」
「校了」のサインをしたのでした。

2012年12月9日日曜日

司馬遼太郎記念館に行ってきました

6年振りに司馬遼太郎記念館に行ってきました。
日記で確認してみると、6年前のちょうどこの時期でした。

近鉄「八戸ノ里」駅から徒歩で8分


駅からは迷うことはありません。
所々に案内があります。
道路にまで・・・


入館のチケットをにはシリアルナンバーが印字されていて
6年前のチケットを見るとNo.180886
 そして今回はNo.329531でした。
これが入館人数だとしたら、6年間で148,645人
年間約25千人が訪問していることになります。


司馬さんの書斎
ここから竜馬が生まれたり、
坂の上の雲が生まれたり、
高田屋嘉兵衛が・・・



館内は撮影禁止で紹介できないのが残念です。
2度目の訪問にもかかわらず、壁一面の蔵書には驚きます。

館内の天井のコンクリートに浮き出た
坂本龍馬の影は健在でした。

         記念に文庫本の「北斗の人」上下2巻を購入しました。

   大阪に行かれる方は、是非立ち寄ってみてはいかがでしょう。

2012年12月8日土曜日

史跡探訪 伊丹有岡城

JR伊丹駅を降りると、城壁が見えてきます。
それが伊丹有岡城跡です。

天正6年(1578年)織田信長側として
羽柴秀吉に属して三木合戦に参戦していた
荒木村重は突然戦線離脱して織田信長に謀反を起こします。


その荒木村重の居城が有岡城です。
公園の一角が城跡になっていて、コンパクトでした。
   
秀吉の参謀の黒田官兵衛は、
荒木村重を翻意させるため有岡城乗り込みます。

しかしながら、官兵衛は捕われてしまい
牢獄に1年余閉じ込められしまいます。

官兵衛の牢獄の跡は見つけることができませんでした。

説得に行って帰って来ない官兵衛も謀反したと誤解されました。
織田信長に人質として差し出されていた
官兵衛の息子黒田長政を殺害せよとの命令がでますが、
竹中半兵衛によって一命を救われるのでした。

再来年の大河ドラマは、黒田官兵衛に決まったそうです。
この有岡城跡も脚光を浴びるかもしれません。

2012年11月24日土曜日

前倒しの講演会

一昨日、講演をしてきました。

1ヶ月半前にご依頼を受けたところ、
講演の依頼内容が、ちょうど校正をしている
本の内容とピッタリ・・・・

ということで、本の完成に先立ち
本の出版に先立ち、「前倒しの講演会」をしてきました。

できれば、本のカバーだけでも披露できるようにと、
編集者に無理を言って、間に合わせていただきました。

そして新規に作成したスライド約30枚を使って
1時間半、お話をさせていただきました。

皆さんの熱い視線を感じながら
最後まで、熱心に聞いていただきありがとうございました。

2012年11月23日金曜日

校正完了しました

先週やっと、出版原稿校正完了しました。

約360ページで、なんと大小合わせて1500カ所の修正。
自分の文書の拙さをつくづく感じました。

校正終了のサイン・捺印をしたときに、前作の「『坂の上の雲』に学ぶ中小企業経営力」の時とは違った感情を持ちました。

前作「坂〜」の時は、短期間で書き上げたこともあり
やっと終わったという、開放感と充実感がありました。



今回はそれが少し違うのです。

仕事の合間をみつけながら、少しづつ書いて・・・
そして途中、仕事とプラベートの関係で保留の時期があったり・・
で着手から足掛け3年間という期間がありました。

そのせいか、このサインと捺印で終わりだと思うと、
充実感・達成感はあったものの
それ以上に、名残りおしい感じなのです。
もう少し、この作品を抱えていたい・・・という感情をいだきました。

これひょっとして娘をを嫁にやる父の感情???

嫁に出さないといけなけれど、まだ嫁にやりたくない・・
うちの娘で大丈夫かな・・・
可愛がってもらえるだろうか・・・・

息子二人の私には一生経験できない、
娘を嫁に出す気持ちを想像したのでした。

無事納期に間に合いホットしています。

2012年11月15日木曜日

メルマガ4年目 ありがとうございました

本日、「司馬遼太郎作品に学ぶ経営心得」第37号を配信しました。

御陰さまで、3周年を迎え、本号より4年目に入ります。
読者の皆様のご支援に心より感謝いたします。
今後とも末長くよろしくお願い申し上げます。

4年前に
「よし、坂本龍馬の誕生日であり命日の
 11月15日を創刊日にしよう」
と決めたのを懐かしく思います。

今回は、前号に引続き、土方歳三を描いた「燃えよ剣」から
紹介させていただいております。

「どうなる、とは漢(おとこ)の思案ではない。
 婦女子のいうことだ。
 おとことは、どうする、ということ以外思案はないぞ」
   (燃えよ剣 下巻 大暗転)

是非ご一読ください。

2012年11月3日土曜日

原稿校正:格闘中!

今週出版社より、
厚さ2センチ、360ページのゲラ
が送られてきました。

現在、校正格闘中です。
納期は、11月中旬。

中には、余白が修正で真っ赤に染まる
ページも・・・




本の「タイトル」も決めねばならず、
現在、タイトル案をいくつかリストアップ中です。
出版社提案も含め現在11案・・・
もう2〜3案作ってみて、
最後は「えい!」っと決めるしかありませんね。

頑張っています。

2012年10月29日月曜日

「見ざるを得ない化」:ブログ出稿状況

2009年 83回
2010年 64回
2011年 40回

当ブログのアップ回数です。

昨年末にブログのアップ回数が
減少していることを反省しました。

そして本年の年初に
メルマガとブログの出稿計画・管理表(写真)
を作成し進めてきました。






デスクの後ろの書棚に張り出し、
出稿の度に、赤鉛筆で色を塗っていく・・という原始的な方法。

パソコンの中での管理では、パソコンを開かないと分からない。

これだと、いつも目に入ってしまう。
「見える化」というよりも「見ざるを得ない化」。

「どうなっているのか分からない」という状態を
「見える化」することは意味があります。

しかしながら、それでは
・管理ができる状態、
・状況が把握できる状態
になったにしかすぎません。

「見える化」したものをベースに、
動かして初めて目的が達成できるものです。

そのためには、
「見える化」したものをいつも眼に入るという
「見ざるを得ない化」が必要なのです。

御陰さまで、ブログの本年の目標51回は達成できました。

2012年10月22日月曜日

「菜の花」を植えました

司馬遼太郎さんは、
書斎の庭に菜の花を植え、
黄色い菜の花で春を感じていたそうです。
司馬さんの命日(2月12日)は「菜の花忌」といい、
長編小説「菜の花の沖」に由来しているようです。

ということで、わたしも
10月8日にベランダに菜の花を植えました。
近くのホームセンターに行き親切な店員さんの指導のもと・・・

植物を育てたことのない私は、
本当にこれでいいのかな?
芽がでるのか?
と不安になりながら・・・ 

 



10月13日 5日後 芽が出てきました!!


10月19日
毎日の朝と夜の水やりが欠かさず・・・
成長している!!
時々、成長を報告します。

朝、夜に水をやりながら「菜の花の沖」の
高田屋嘉兵衛さんに思いを馳せています。

2012年10月15日月曜日

「ROL(Return on Luck)」

ROE( Return on Equity)株主資本利益率
ROA(Return on Assets) 総資産利益率

という言葉は、よく耳にします。

「ROL」( Return on Luck)運の利益率

聞き慣れない用語です。
ビジョナリーカンパニー④で紹介されている概念です。

本書で、経営と「運」の関係を分析しています。

運が良かったから、発展した・・・
運が悪かったから、衰退した・・・
ということが言えるのだろうか?
という問いに対して科学的な分析を行っています。

結論は、
発展した企業も衰退した企業も、
同じく、幸運・不運があった。
発展するか、衰退するかは、
その運(不運を含め)をどう活かすかによる。

大切なのは、
「あなたは強運の持ち主か?」
ということではなく
「あなたは高い運の利益率(ROL)を達成しているか?」

というのがROLです。

「ビジョナリーカンパニー④」
示唆にとんでいます。
是非ご一読を・・・・

2012年10月9日火曜日

「おれは隊長じゃねえ。」

本日「司馬遼太郎作品に学ぶ経営心得」No36
を発行しました。

「燃えよ剣」という新撰組の土方歳三を描いた小説から、
紹介させていただきました。


「総司、おれは隊長じゃねえ。
 副長が、すべての憎しみをかぶる」

組織を率いるNo2としての心得です。
是非ご一読ください。

あ〜、函館に行ってみたい
嘉兵衛(高田屋)さん、歳ちゃん(土方歳三)の後を辿ってみたい・・・

2012年10月2日火曜日

宿題完了

10月10日までに出版社に送ることになっていた
「まえがき」&「あとがき」。

たった数枚の文書なのですが、
1週間以上かかり、やっと完成しました。

思いのたけが、めまぐるしく私の頭を駆け巡り
一時は、収集できない状態になってしまいました。

「そうだ、俺は文章書くのが苦手だったんだ・・・」と、
テレビで見る作家がすらすらと書くイメージを取払い、
ならば、駆け巡る思いを、ひたすらパソコンに入力し、
裏紙に鉛筆で書きまくりました。

そこからのジグソーパズルの作業です。
入れ替えたり、削除したり、
その途中でまた、思いが巡り追加したり・・・と

一所懸命、文章にしようとする自分と、

「一番伝えたい事は何なんだ!
 それが一番伝えたいことか?」
と、問いただすもう一人の自分。

だからAB型なんでしょうか・・・
血液型は関係ないとは思いますが、

宿題を完成して、ホットしています。

2012年9月27日木曜日

「自分の利を中心に・・・」

本日、メルマガ「司馬作品に学ぶ経営心得」No35 
を発行しました。

〜 珠玉の言葉は 〜

「自分の利を中心に思考をめぐらせば
         かならず眼識が曇る」

 播磨灘物語 2巻 半兵衛

黒田官兵衛、竹中半兵衛のエピソードからご紹介しています。
是非、御覧下さい。

次回発行の10月9日で、丸3年となります。
「あっ」と言う間の3年間でした。

2012年9月21日金曜日

十数年振りの新幹線東京往復

東京へ出張してきました。
いつもは飛行機を利用するのですが、
今回は予約の関係で新幹線で・・・
改めて考えてみると新幹線で東京往復というのは十数年振りでした。

残念ながら、富士山は天候の関係で見る事ができなかったものの
名古屋以東の地上からみる景色を楽しみました。

目的は、出版社への訪問。
企画担当さんと編集担当さんにご挨拶。

企画担当の高山さん
編集担当の宮崎さん

以前にブログアップしました「ダイエット原稿」について
コメントを頂戴しました。
また、出筆しながら悩んでいた部分について、
プロのご意見を頂戴し、すっきりした気分になりました。

10月初旬までに、若干の追加原稿の作成作業。
10月下旬から校正作業で、12月初旬に完成。

という案配で進めていくことになりました。

形になるのは来年1月。

現在、タイトルは仮称。
内容は、乞うご期待。

というところです。

2012年9月9日日曜日

「日本でいちばん大切にしたい会社」

法政大学大学院教授の坂本光司さんの講演を聞きにいきました。
演題は「日本でいちばん大切にしたい会社」

以前、本書を読んで興味を持っていました。
本書はシリーズ3作まであり、
ビジネス書のベストセラーになっています。

本で紹介されていな会社も含め6社の話があり、
多くの共感する内容がありました。

坂本先生は、
「経営とは5人を幸せにする活動」
整理されいます。
5人とは、
①社員と家族 ②社外社員(仕入れ先等)と家族
③顧客 ④地域住民 ⑤株主・関係者です。
この順番に大切にせよ・・・というものです。

ドラッカーの「企業の目的は「顧客の創造」」と
順番は違えども、

企業は、
単なる経済的な存在ではなく
社会的な存在であるものなのです。

2012年9月5日水曜日

夢に期限を入れて!

低迷する業界の中で、
新たな形を実現したい、新たな風を吹かせたい
という夢を持ち情熱を傾けている経営者にお会いしました。

あっと言う間の2時間半。
時間が経つのも忘れていました。

ビジョン・夢を持つこと、リーダーシップの源泉です。
それに共感する人が集まり、実現していく。
そして、それが事業として成立していく・・・
経営として最高の形です。

私の文庫本版の大きさの「Precious Sayings」ノートには

「苦労が多いからつらいんじゃない、
          夢がないからつらいんだ」

と書かれた一節があります。

夢と現実の狭間で、いろいろな問題は発生するものです。
それを夢の力で乗り越えていく、
まさに「Power of Dream」です。


描いた夢を、夢で終わらせないためにも、
夢に期限を入れて、そしてその道筋を落とし込んで!!


2012年8月31日金曜日

適性試験:相関を取る

学生も就職活動たけなわ・・・
大卒の就職内定率8月1日時点では66.5%と
昨年よりも8.0ポイント改善したようです。
(8月27日日経新聞)

本日は、採用のプロセスで使われる適性試験について・・・

いろいろな適性試験があります。
性格特性・行動特性を明らかにするもの、
知的レベルを明らかにするもの・・

適性試験はいろいろなことを教えてくれます。

なかには、向いている職務まで判定してくれるもの・・・

●●君は「営業職」適性が高い、
▲▲さんは、「事務職」適性が高い、等々

を示唆してくれるものまであります。

多くの、企業で活用されいます。
しかしながら、これらのデータと実際に入社し活躍している人と
「相関が取れていない」
企業が中小企業ではほとんどです。

ここで言う「相関」とは、

適性検査で「営業職の適性が高い」という人材が、
あなたの会社でも営業職として活躍しているか、
という関連が検証されているかということです。

反対に、貴社で活躍している人の適性データ
を検証してみると、何らかの共通な要素があるかもしれない・・

既存社員のと「適性試験」の
フィードバック、フィードフォワードを行う
ということです。

この「相関」を取る事によって、
市販の適性試験が、一般論でなく
自社にマッチした適性試験として活用することが
できるかもしれません。

適性試験が全てではありません。
そして、人間が人間を見極めることは不可能なことです。

しかしながら、少しでも自社に合った人材を採用するために
この相関を取るくらいの労力を投下する
価値はあるのではないでしょうか。

2012年8月20日月曜日

FIFA U20 Women's World Cup

先週の土曜日から、近くの競技場から
サッカーのアンセムが流れ、アメリカ国家が流れてきます。

女子のU20のワールドカップの予選が広島でも行なわれ、その入場行進の練習でした。



 久しぶりの終日オフィスワークで、早めに業務終了させ、
散歩がてらに、観戦に行きました。

1試合目がアメリカ・ガーナ
2試合目がドイツ・中国

 1試合目は、16時からで日差しの中の観戦。

2試合目は、19時で、気持ちよい風が流れていました。

公式入場者数2,582人。



第2会場で配られていた、うちわ

広島平和記念公園の供養塔に寄せられた
折り鶴の再生紙で作られたものでした。






ビッグアーチ(競技場)にサッカー観戦行くのは数年振り、
サンフレッチェが首位だというのに・・・
優勝する今シーズン、サンフレッチェも見に行かねば。

2012年8月16日木曜日

ダイエット 24.5%減

以前の、原稿ダイエット中との報告をしました。

出版社から、A4サイズで245ページの原稿を
「20%削減せよ」
との要請でお盆を目途に取り組みました。

できるだけエアコンは控え、
中国新聞から貰った
「広島カープ」と「サンフレッチェ広島」の
キャラクターの絵の入ったタオルを首に巻き・・・

前回の報告では、21%くらいのダイエットでしたが
最終的には、185ページでも圧縮し24.5%のダイエットに
成功しました。

無事、お墓参りも、原稿ダイエットも終わり
お盆も越せたかな・・・という感じです。


2012年8月9日木曜日

「近い将来」と「近いうちに」:日本語遊び

昨日、衆議院の解散時期について会談されました。
「近い将来」が「近いうちに」に変わり合意したとの報道です。

「アホ」みたいです。

と思っているのは、私だけではないと思います。

漢字の読み方テストと言い、この日本語遊び・・・
ホトホト、嫌気が差してきます。

が・・・・・

この日本語遊び、企業経営の中でも時々見受けられます。
計画書を作成する場面などにおいてです。

「○○の強化」
「○○の充実」
「○○の徹底」等々・・・

どの言葉を使うか・・・延々と論議、日本語遊び。
大切なのは、日本語遊びではなく、それの具体的な内容。

日本語遊びが始まるのは、

「日本語遊びが大切」とピントがズレているのか?
具体策を考えるの能力が無いのか?
責任を逃れようとしているのか?

日本語遊びが、社内で始まったら要注意です。

2012年8月7日火曜日

「武士の悲しみというのは・・」

本日メルマガ「司馬遼太郎作品に学ぶ経営心得 No34」
を発行しました。


前回に引続き、黒田官兵衛を描いた播磨灘物語からです。


ご紹介する珠玉のフレーズは


「武士の悲しみとは、
 合戦のつど妻子と死別を覚悟せねばならぬことではなく、
 つねに旗幟をあきらかにせねばならぬというところにある。
 旗幟をあきらかにするというのは、
 得体の知れぬ未知にむかって
 自己と主家の運命を賭博にとうずることなのである。」


詳細は、メールマガジンを御覧ください。

2012年8月5日日曜日

PROFESSIONAL

プロフェッショナルとは、「Profess(宣誓)」した人。
すなわち、誓いを立てた人のことを言います。

何を宣誓するか・・・

プロの職業人として、
何をなさねばならないのか、
そして何をしてはならないのか、
絶対に守らねばならぬ鉄の掟についてです。

この掟を破ったときには、
プロ資格は剥奪です。

素人には見抜けない、
高い技術・知識をもったプロだからこそ、
高い職業倫理を求めれられることになります。

たった1回の倫理から逸脱でも、
いままで永々と築きあげたものを
壊してしまうことになりかねません。

そして、その影響は自分だけのものではないのです。
周囲にはかり知れない影響を及ぼすのです。

2012年7月29日日曜日

ダイエット:目標20%削減

先週より、ダイエットに取り組んでいます。
目標20%削減。


ダイエットと言っても、私の体重のことではありません。
原稿のダイエットです。


あるテーマで、A4で245ページの原稿を書き上げました。
というより、とりあえず書き下ろしたら245ページになっていました。


数人の人に読んで頂いたところ
「面白いけど、長い・・・」
「なるほど・・・と思うけど、疲れた・・・」
という感想でした。


出版社からも同様なコメント。
「文庫本だと700ページくらいになりそう・・」


私の書棚にある、司馬遼太郎さん一番厚そうな文庫本の
ページ数を確認してみると、「梟の城」で652ページでした。


20%程度のダイエットを・・・
と出版社からアドバイス。


あるものを削減するのは簡単・・・と
取り組み始めたものの、
「この部分は、苦労して書いた部分。」
「ここは、少し横道にそれているんだけど、面白いんだよな」
といろいろと思いが巡り、想像していたのと大違い。


「会社のダイエットと同じ、目的、コンセプトを明確にし、
 常にそれらに立ち戻って・・・・」


と反芻しながら進めています。


先週から取り組み始めて、半分程度の見直しが終了し
21.1%のダイエットできました。


お盆前までに、第1回目のダイエットを完了させるべく
猛暑の中を頑張っています。


という事情もあり、ブログにアップするインターバルが
少し長くなっていますがご勘弁ください。

2012年7月17日火曜日

歴史探訪:備前福岡

今月のメールマガジン
「司馬遼太郎作品に学ぶ経営心得」では
播磨灘物語の黒田官兵衛を取り上げました。

もともと黒田家は、近江黒田村の出身。
黒田官兵衛の曾祖父高政の時代に流浪し、
備前福岡に流れてきました。

そして祖父重隆は備前福岡で育ち
姫路に移り住み、小寺家に仕えました。

備前福岡とは、赤穂線長船駅から西へ1㌔
岡山の中心地から国道2号線で東に20㌔余。

黒田官兵衛は、豊臣秀吉の参謀にとなり秀吉の天下取りに貢献します。
その後、息子黒田長政は、関ヶ原の戦いで西軍の家康を支持し、
筑前52万石の大名となります。
博多の西に築城した時、
その城下を、この備前福岡にちなんで、
「福岡」と名付けたのでした。


妙興寺には
黒田官兵衛の、曾祖父高政の墓所があります。
右に並んでいる、どれかなのでしょうが、
判読不可能な状態でした。


同じ境内に、戦国時代の備前大名宇喜多直家の
父興家の墓もありました。





吉井川の西岸から見た福岡城跡(中央のもっこりした所)
観応元年(1350年)足利尊氏が、
その子直冬を追討のために大軍を率いて
九州へ行く途中40日あまり滞在し、本陣にしたようです。

東側の河川敷がゴルフ場になっていて、その中に城跡がありました。
ゴルフボールのミスショットが、
車に当たるのではないかと心配しながらの撮影でした。

2012年7月16日月曜日

講演:「ホントの経営101」

7月8日、7月15日と2週連続して
方針発表会にお招きいただき講演をしてきました。


7月8日は豪雨のためJRが止まり、
約40分遅れでスタートという
ハプニングがあったものの
総務の方々の機敏な対応で、
無事終了することができました。


「101」とは米語で、「基本」とか「入門」という意味です。
日頃のコンサルティング活動を通して、
経営の基本的な部分が誤解して認識されていたり、
表面的に理解されていて、その本質が知られていない、
と感じることがありました。


ということで、
経営の基本的な大切な部分について、
本質的なところをお話し、正しい認識を持っていただく、
という趣旨で「ホントの経営101」と名付け
1時間半お話しさせて頂きました。


今回の2社とも、
昨年のある業界の集まりでお話したのがきっかけで、
今回、声をかけていただきました。


昨年の講演会の事前打ち合わせでは、
「皆が寝ないように、お願いします」
との主催者から要請を受け、
パワーポイントのスライドを30枚くらい用意し話し始めました。


ところが、準備いただいたPCがフリーズしてしまい、
10枚を過ぎたころから、パワーポイント無しで・・・という事態に。


終了後に、
「皆は、寝ずに熱心に聞いていましたが、
 PCが寝てしまいましたね。」
と一緒に笑ったのでした。


今回は、PCも最後まで寝ることなく、
そして1時間半、皆さんメモを取りながら、
熱心に聞いていただけました。

お話した中の何か1つでも、皆さんの心の中に残り、
そして実践に結びつけば、最高の幸せです。


皆様の御健闘と発展を心よりお祈り申し上げます。
ありがとうございました。

2012年7月14日土曜日

「ここは無用の自律をせねばならない」

本日、司馬遼太郎作品に学ぶ経営心得 No.33
を発行しました。

今回の珠玉の言葉は、
黒田官兵衛を描いた「播磨灘物語からです」

是非ご一読を!!

2012年6月30日土曜日

考察の3原則

物事には、長期的に考えるのと、短期的に考えるのとでは、
     その結論が違うときがある。
     その場合は、
     長期的に考えてよしとするところに従うのがよい。

物事には、根本的に考えるのと、表面的に考えるのとでは、
     その結論が違うときがある。
     その場合は、
     根本的に考えてよしとするところに従うのがよい。

物事には、多面的に考えるのと、一面的に考えるのとでは、
     その結論が違うときがある。
     その場合は、
     多面的に考えてよしとするところに従うのがよい。

安岡正篤さんの教えです。

中小企業の経営の現場では、

物事を考えるときは、
   短期的だけでなく、長期的にも考えよ
   表面的だけでなく、根本的にも考えよ
   一面的だけでなく、多面的にも考えよ

と読み替えて実践することが大切です。