2017年6月23日金曜日

「神だのみ」?

「頑張っとるか?
 神様に手をわせて、
 やれるだけのこと精一杯したか、振り返るんだぞ・・・」

「えっ、父さん、神様信じてるの?」

ある日の、息子との会話です。

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あのな~、
神様も、なかなか大変でな・・・

「年間『運』予算」っていうのがあって、

一所懸命努力していて、あともう少しで願いが達成できそう
というのなら、『運』予算を少し使えば、叶えてやれる

何も努力しなくて願いを叶えてくれ・・・
という場合は、『運』予算多く使うことになる

神様も年度末に、業績評価があって、

「何人の願いを叶えてやって、
 どれくら社会に役立つことに手助けできたか、
 そして、そのためにどれくらいの『運』予算を使ったか」

って、『運』の願望実現率や社会効用度を評価されるんだわ。
評価が高ければ翌年の『運』予算は増えるし、
昇進もできる・・・

だから、懸命に努力したものに、
神様は手を貸したくなるんだわ

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という親父に、息子は笑いながら

「わかった、わかった、
 神様社会のシステムは、そうなってることにしよう。
 俺は、引き続き一所懸命頑張るわ、
         だから、神様への依頼は任せるわ!!」と。


神様も認めてくれるような、懸命の努力があって、
初めて運は、もたらされるのでしょう。

2017年6月16日金曜日

「たった一つの特技さえあれば」メルマガ第92号

本日、メールマガジン第92号を配信しました。

今回も「俄 -浪華遊侠伝- 」からご紹介しています。


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 (世間はおもしろいものだ) 
 世間は渡りにくい、などというが、
 たった一つの特技さえあれば結構渡ってゆけるようである
      

  「俄 -浪華遊侠伝- 」 創業

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侠客小林佐兵衛。
極道であっても非道はせずと任侠の道を歩み、幕末から明治期にかけて、
大坂で治安維持、生活困窮者支援等々の活動を行った人物です。

是非、ご一読を!!

2017年6月2日金曜日

取り組むテーマを!

月例部門会議の場面での、ある部門長の報告。

「先月の売上は・・、利益は・・・」

と、前年と対比しながら業績報告から始まり、
一通り終わると、

「○○様に対しては、・・・・」
「△△様には、・・・・」
「■■様には、・・・・」

と、個々の具体的な内容の説明。
延々と続くきそうな気配。

「ちょっと待った!」

と報告を中断してもらったのでした。

中小企業でよくある、個々の具体例が列挙される報告パターンです。
その殆どは、「明確な取り組みテーマがない」ことに原因があります。

月例の部門会議で求めているのは、
その部門をどのように変化・改善したのか、
もしくは、しつつあるのかということです。

変化、改善しようとするテーマに沿って、
成功・失敗も含めどんな活動を行い、
次にどのような取り組みを行おうとしてるのか・・・
が、関心事なのです。

それが、テーマが不明確だと、
テーマに沿った活動報告ができるはずもありません。
できるのは、散文的な個別の事例を語るくらい、
ただ沢山仕事をした、くらいがせいぜいです。

与えられた報告の時間の、
「時間つぶし」をしている、
と揶揄されても仕方ありません。

失敗したなら、失敗したでいい。
どこに誤りがあったのか分れば、
次につなげることができます。

上手くいかなかったら、上手くいかなかったでいい。
どんな問題を抱えているのか共有できれば、
協力をすることもできます。

首尾よく行っているのなら、それはそれでよし。

いずれにしても、

自部門の取り組むべき最大のテーマ

をきっちり認識しているかどうかが、ポイントなのです。