2017年1月24日火曜日

残念な結果?(生産能力の限界がわかりました)

稼働日数の多い月も、稼働日数の少ない月も、同じ量の生産量・・・
生産量が多くても、少なくても終了時間は同じ・・・

「生産能力はどれくらいですか?」という質問に対して、

「頑張れば、〇〇位はできます」という回答。

生産能力が把握できていないという状態です。
中小企業ではよくあるパターンです。

特に、人手のウエイトが高い生産の場合、この傾向が強くなります。

大手は資本集約(機械設備のウエイトが高い)、
中小企業は労働集約(人手のウエイトが高い)、という傾向があるため、
中小企業に多くなっているのでしょう。

いずれにしても、この状態では、生産効率を上げようがありません。
人のやる気は、生産に影響を及ぼ重要なファクターですが、
人の『やる気だけ』、『気分次第』の生産現場ということになります。

「商品1つ製造するにかかる目安時間」

という概念を導入するだけで変わってきます。

商品1つ製造するのに、1時間かかるならば、

稼働日の少ない2月は、28日×8時間÷1時間/個=224個
稼働日の多い3月は、  31日×8時間÷1時間/個=248個

という按配に計算することができ、
概ねの生産能力を把握することができます。

(上記は、休日を考慮していませんが、
 「休み無しで働け」と言っているわけではありませんので・・)

ということで、アドバイスしたクライアントから報告がありました。

「計算してみたら、残念な結果となりました。
 来月の目標生産量が、達成できないことがわかりました。」

というものでした。

「そりゃ~、いかんね。
 でも、いつもは月が終わって 『できませんでした』って言ってるよね。
 それが、今、この時点でわかってるんだよ。

 『残念な結果』ではなくて、『現状がきちんと把握できた』だよね。
 いまから、どうするか、どう対策を打つか考えればいいんだから・・・」

と、生産改善の基礎ができ、
一歩前向きに進み始めたことを、認識してもらったのでした。

2017年1月21日土曜日

「働きやすい職場って・・・」

「先日、いただいた本を読み返していました。
    働きやすい職場って、その通りですよね」

「確かに、給与もアップする、休みも多い、労働時間も短い・・・
 それにこしたことはありませんが、
 それ以前に、仕事に集中できる環境づくりが必要ですよね」

拙書を差し上げた社長のコメント。
(法的な動労環境の整備はきちんとされている会社です。
 くれぐれも、誤解しないように・・・)

集中できる環境とは、
やるべきことが明確になっており、
他者に対する無用な配慮等をすることなく、
やるべきことに対してストレートに取り組める。

というものです。

さらに、組織の力をやるべことに活用できる、というものです。

「いくら給与が高くても、休みが多くてもて、労働時間が短くても
 集中できない環境であれば、病人、出ますよ。」

と会話を交わしたのでした。

巷では、「給与・休日・時間」に偏った
フォーカスのされ方をしています。
集中できる環境作り、という大切なこと、
本質的なことを見落とさないように。

集中できる環境が、業務効率を高めることにつながるのですから。

2017年1月7日土曜日

「ここで大人にはなってはいかん」メルマガ第87号

前回に引き続き、
石原裕次郎のたっての依頼で司馬さんが書いた、
映画「城取り」の原作「城をとる話」からご紹介しています。

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  「ここで大人にはってはいかん

    城をとる話  (黒橋村)

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伊達の不落の帝釈城を乗っ取ろうと、
動き出したプロジェクトチームですが、
のっけからことごとくことが上手くはこびません。
佐竹家の侍・車藤左が思ったことは・・・

是非ご一読ください。

2017年1月1日日曜日

あけましておめでとうございます

年初に誓った「初心の昂り、忘るべからず」、
顧みる機会が多くあった1年でした。

50年、80年の2度の周年記念パーティーでは、
歴代経営者の事業への『思いの深さ』を。
寒風の中 「創業の志を新に!」と宮島で誓う
クライアントの姿に、『謙虚さ』を。

「ファミリーヒストリー」ならぬ3年越しのルーツ調査では、
2人の明治人から『凛々しさ』と『強さ』を、と。

そして、Sarah Brightmanの3度目のコンサートにして初めて 、
創業時の支えとなった「Stand Alone」坂の上の雲の主題歌)
聞きくことができました。

創業来8年間、クライアントの皆さまをはじめ、
お世話になった多くの方々に心より感謝申し上げます。


この2年、同窓会・自治会活動で棚上げにしていた
史跡探訪・出筆等を今年は再始動させます。

クライアントの企業固有の価値をより鮮やかにすべく、
古きを訪ね、新しきを取り込み、
本質を求め、精一杯お手伝いしてまいります

本年もよろしくお願い申し上げます

2017年 元旦