2015年2月20日金曜日

中国地区民放連で講演してきました・・・

中国地区の民間放送局の勉強で講演してきました。

講演前に、今回の幹事会社広島ホームテレビの常務さんと名刺交換。

「原爆ドームの折鶴で作った名刺です」
と紹介されて手渡されたのが、
以前当ブログでもご紹介した
原爆ドーム維持寄付の折鶴名刺。

流石、報道機関! 折鶴の環境問題にも見識が高い・・・

そして、本題の講演は、
私のシリーズもの「ほんとの経営101」
今回は”ブランド”について

高田屋・伊賀忍者・BMW・スターバックス・・

を引き合いにだしながら小一時間お話させていただきました。

昼下がりの眠い時間帯にもかかわらず、真剣に聞いていただけました。

ありがとうございました。

今回の幹事会社の広島ホームテレビ関係者の皆様
事前の準備等々いろいろとお気遣いいただき
ありがとうございました。

無事講演終了し、会場の広島ANAクラウンプラザホテルを出ました。

何気なくいままで通りすぎていたホテルの前の枯れ池

この枯れ池が、戦国時代とゆかりがあった
ことに初めて気づいたのでした。

毛利氏の対外折衝役であった禅僧 安国寺恵瓊
恵瓊が創建した寺の境内にある池だったのです

説明文には「旧国泰寺愛宕池跡」
国泰寺は、毛利氏の時代に僧恵瓊が安国寺と創建し、
福島氏の時代に改めて開基された(1601年)とありました。


2015年2月16日月曜日

世に問うもの?

事業は、収益活動という側面があります。
それは、一つの側面に過ぎません。

事業の根本になるのは、
自分達の持っているsomethingを、
世に問うことにあります。

創業時の企業だけの話ではなく、
既存企業も含め、つねに問い続けることが
事業活動のテーマです。

具体的な商品の形として問うことができる
製造業だけではありません。
無形のものを販売するサービス業、
小売・卸売業も同様です。

自社は、

「何を世に問っているのか?」

という基本的な質問に
明快に答えることができるでしょうか?



2015年2月9日月曜日

「詩は志(し)なのだ」メルマガ第64号

司馬遼太郎作品に学ぶ経営心得 第64号を配信しました。

久坂玄瑞
吉田松陰、高杉晋作を描いた
「世に棲む日日」

久坂玄瑞が、
熊本の宮部鼎蔵を訪ねた場面から
ご紹介しています。

「詩は志(し)なのだ」

と宮部から大喝を受け、
吉田松陰の人となりを知り
松下村塾に入門していきます。

是非、ご一読を!!


宮部鼎蔵







 

2015年2月1日日曜日

賞与配分制度(三つ割銀制度)

クライアントから、
賞与の分配システムを設定したい
という要望があり、

所定利益を超えた部分の

1/3を将来に備え内部留保とし、
1/3を将来への投資に
1/3を賞与へ

というコンセプトの下に制度を導入し、運用しています。

なかなかいいコンセプトと自画自賛していたところ・・・・

それがなんと220年前
類似のコンセプトで実行していた会社がありました。
創業1566年の西川グループです。

中興の祖といわれる7代目の利助の時代に
「三つ割銀制度」という名で、

・家事などに備えた積立
・本家が事業資金として蓄え
・奉公人へのボーナス

として1/3づつ利益を処分していたようです。

当時は、ボーナス制度自体が斬新だったようです。

「へえ~」って、クライアントの社長は驚いていらっしゃいました。