2017年9月27日水曜日

「片一方が近眼(ちかめ)で片一方が遠眼やないといけまへん」メルマガ第95号

本日、メールマガジン第95号を配信しました。

前々回に引き続き、 日本一の侠客と言われた小林佐兵衛
を描いた「俄」よりご紹介しています。

三百年来の相場師」「上がるも下がるも大文字屋の指一つ」
と呼ばれる凄腕米問屋の大文字屋が、小林佐兵衛に
その秘訣が明かす場面からです。

是非、ご一読を!!

2017年9月20日水曜日

久しぶりの2時間講演

広島カープの優勝熱さめやらぬ翌日の 
9月19日に講演してきました。

多いのが1時間半の講演。
途中休憩をはさんだものの2時間というのは久しぶりでした。

しっかりメモを取っていただく姿、
うなづきながら聞き入っていただいている姿

そして、終了後「あの部分について・・・」
と講演内容についてご質問いただく等々

熱心に、真剣に受け止めていただいた様子でした。

主催者から
「初めて参加された事業所も数名おられ、
 大変感動されておられました」
とのお礼メールも頂戴し、一安心しています。

皆さんお疲れ様でした。
長時間ありがとうございました。

また、企画・ご準備いただいた商工会議所の
皆さんに心より感謝申し上げます。

2017年9月17日日曜日

「計画」の独り歩き

「目標に届いていない」との、幹部からの報告。

「計画はどうなっているの?」
と確認をしてみると、

幹部からの答えは
「計画はきちんと立てています」。

「計画通りに、実行できているの?」
とさらに確認してみると、

幹部からの答えは
「計画通りです」。

計画はきちんと立てていて、
その通りに実行しているにもかかわらず、
目標に届かない。

という不思議な現象です。

実は、この怪奇現象、中小企業ではよく発生します。

この怪奇現象の原因は「目標≠計画」です。
そもそも計画自体が、目標を達成するものになっていないのです。
目標は目標、計画は計画で、バラバラなのです。
計画が独り歩きしてるのです。

その背景にあるのは

責任者が計画そのものをきちんとレヴュー
(「これで目標が達成できるだろうか?」等々と検討)
していないことにあります。
計画が提出されれば、レビューされることなく、実行に移される

という実態です。

計画が提出されたら、
内容が目標が達成できるだろうかと、レビュー・吟味することが
極めて大切なプロセスです。再認識を!!

当たり前のことですが、残念ながらよくある話なのです。

2017年9月7日木曜日

新商品・新システム導入時には、必ず想定問答・対応策を

新しい価値を顧客へと、
商品・システムの新規開発、既存品の改善
が行われます(行い続けなければなりません)。

それらがリリースされ顧客の手に渡っていくと、
顧客からポジティブ(肯定的)な反応もあれば、
ネガティブ(否定的)なものも返ってきます。

ポジティブなものに対しては
「流石、お目が高い! 
 ありがとうございます、今度ともよろしく・・」です。

問題は、ネガティブなものです。

ネガティブな反応の内容を見てみると
リリースする前に想定できたことが、その多くです。
いわば(言われるべくして、言われた反応)です。

それを事前に想定することもなく、
顧客に言われて、オタオタするというケースです。

新商品・システムのため「操作に慣れていない」のは当然のこと。
それを「操作が難しい」と表現する顧客の言葉を、真に受け、
頭を抱えるということも・・・

「スイッチの位置が変わりました。
 1週間もすれば慣れます。
 その間、○○の部分(開発・改善のポイント)
 の機能アップも実感してみてください

と説明し、1週間後にフォローの約束をすればいいものを。

顧客担当の仕事は、

顧客のポジティブな反応に対して、一緒に喜ぶことですが、
ネガティブな反応に、一緒に困ったり、驚いたりすることではありません

きちんと開発・改善趣旨を理解してもらい、
上手く活用してもらえるようにすることです。

そのためにも、新商品等のリリース際には、
想定可能なネガティブ反応について事前にきちんとリストアップし、
想定問答・対応策を事前に準備しておくことは必要です。