2016年2月24日水曜日

「ちょっと外から見てみて・・・」

某社定例会議でのこと

「○○ということで、
 自社製造の不良率は改善されつつあります」

と製造責任者からの報告。

示されたデータは、
毎月毎月不良率が低下してきており
製造部の努力の成果が如実に現れている。

彼らの努力に頭が下がる
嬉しくもある
しかしながら一抹の疑念が・・・・

「ところで、今期の方針を確認したいんだけど?」

「今期の方針は、『不良率低減』です」

「外注製造していた部分もあったよね。
 外注部分の状況はどんなあんばい?」

と確認してみると、
外注部分は視野の外で、
外注部分の不良率自体認識されていませんでした。

自分達が製造していないから、
自分たちの努力の対象ではないから
という理由から・・・

気持ちはわからないでもありません。
しかしながら最低でも、

外注部分の現状は把握した上で、

外注部分は現状維持とし、
自社製造部分で改善して、
全体としては、不良率を低減する

というのは必要です。

「ちょっと、外から見てみて」

と、お客様や銀行等の第3者には

「自社製造は改善していますが、外注部分は知りません」

では話が通らないことを
理解していただいたのでした。

2016年2月19日金曜日

報告書が出ない・・・

「報告書が提出されない・・・」

という話をよく聞きます。

ひと昔前は、
会社に帰って、
報告用紙に鉛筆なめなめ
上司の机の上に提出・・・・

というころから考えると、

今は
その場でiPadを開き
記入後即時メール

と報告方法も便利になりました。

ところが、
「報告書が提出されない」
というテーマは永遠の課題のようで、
今も昔もかわらず存在しています。

その問題の根本は、

「提出されないこと」が問題ではなく
「報告書の利用の在り方」に問題があります。

原因は

一つは
「報告された内容が利用・活用されていない」
報告書が上がっても、見る側反応を示さない
という理由


もう一つは、
「報告に対してネガティブなフィードバックが強い」
報告が叱られる材料として使われるケースが多い
という理由


からです。

報告を受ける側も含め、
「利用方法・活用方法」について
点検する必要があります。

2016年2月9日火曜日

「自分の器量を見出してくれ、仕事の場を与えてくれた」メルマガ第76号

本日、メルマガ第76号を配信しました。

NHK大河ドラマ「真田丸」にちなんで、
真田幸村が登場する大阪の陣を描いた
「城塞」の場面からご紹介しています。

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 幸村が秀頼に感謝しているところは
 自分の器量を見出してくれ、
 仕事の場を与えてくれた、
 ということであった。

 男子の本懐とはそういうものであり、
 所領をどれほど貰う
 ということではないのだ

  城塞 (中) 坑道作戦

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是非、ご一読を!!