2016年4月25日月曜日

「将の将」のメッセージを伝える

「将の将」が「兵」にメッセージをいかに伝えるか?
というテーマです。


トップ(将の将)の意向を直接社員(兵)にも・・・、

全社にスピーチを行う
社報に掲載する
社内に掲示する等々

が行なわれます。

スピーチを真剣に聞いていた社員はどのくらいだろう?
社報のものは、流し読みをされていないだろうか?
掲示されているものは、景色になっていなだろうか?

と考え、
社員だった頃のことを振り返ると
「・・・・・」
ということになってしまいます。

とは言え、社員の2割がキチンと
受け止めてくれれば「御の字」です。

仮に、これらの方法で
趣旨自体が伝わったとしても、
その本気度までは、
伝わるものではありません。

音声のトーンを上げても
活字で最上級の形容詞を付したとしても、
自分(兵)に直接・間接的に影響がなければ
その本気度は伝わりません。

・人事異動
・組織変更
・業務システムの変更
・予算枠の変更

は自分の業務に直接・間接的に影響を及ぼします。
この自分への影響度合いを通して、本気度を感じていくものです。

これらの資源に手をつけずに、
音声や活字を駆使しても
それは「将の将」の考えを知っただけで、
「兵」にとっては、他人ごとです。

「将の将」から「兵」のメッセージは
これらの人・物・金といわれる
経営資源を操て伝えるのが基本です。

その上で、音声や活字も・・・
という順序です。

2016年4月16日土曜日

熊本地震:お見舞い申し上げます

4月14日 21時26分に震度7の大地震が発生しました。
今、なお断続的に続いています。

亡くなった方、負傷された方、
家屋・家財に被害を負われた方
避難地で不安な時を送っておられる方

心よりお見舞い申し上げます。

そして、断続的に地震の続く中での
災害救助活動に頭の下がります。
そして、同時に安全をお祈りしております。

2016年4月13日水曜日

平井コーチ:北島選手引退記者会見

北島康介選手の引退記者会見

平井伯昌コーチにマイクが振られ

「世界を代表する水泳選手になってくれて、
 誰からも好かれる人間になってくれて、
             大変誇りに思います。」

とのコメントがありました。
強く印象に残りました。

「強いアスリートをつくる」という視点だけでなく
「人づくり」という視点です。

「世界を代表する選手」を、技・体とすると
「誰からも好かれる人間」は心

心技体を中学生から北島選手は
平井コーチに教えられてきたのでしょう。

技や体を使う場面は無くなったとしても
コーチから教えられた「心」は
これからの人生の指針となり支えとなるでしょう。

ビジネスにおいても、
(いい意味で)忘れられない上司という存在がいます。

その上司から教わったものは、

取り組む姿勢であったり、
物事の考え方であったり・・・

といわゆる「心」の部分なのではないでしょうか。

記者会見で北島選手と平井コーチの関係に、
ビジネスでの上司と部下の関係を
重ね合わせてみていたのでした。

老婆心ながら、

「心」だけで「技体」を具体的に教えられない、
というのは部下にとって、
うるさがられるだけです。

「技体」を教え成長を感じさせながら、
併せて「心」も教える
というスタンスが必要なのでしょう。

2016年4月10日日曜日

「世間における履歴で事をなせるのだ」メルマガ78号

本日、司馬遼太郎作品に学ぶ経営心得
第78号を配信しました。

真田幸村の父昌幸が、死の間際に
枕頭で語る場面からご紹介しています。






**********************************

     「人間というのは過去から現在までの
          世間における履歴で事をなせるのだ」

          城塞 (中)  (紀州九度山)

**********************************

是非、ご一読を!!