2度の公開が延期された映画「峠 最後のサムライ」、
先週金曜日、封切日に見てきました。
原作の司馬遼太郎氏小説「峠」の後半部分の
河合継之助が描かれていました。
小説「峠」のあとがきで司馬氏は、
侍とはなにかということを考えることを目的に書いた、
その典型を河合継之にもとめたことはまちがっていなかった、
と記しています。
「人はどう行動すれば美しいか、
ということを考えるのが江戸の武士道倫理であろう。
人はどう思考し行動すれば公益のためになるか
ということを考えるのが江戸期の儒教である。
この2つが幕末人を作り出している。」