重要な案件を失注してしまう。
大切な顧客を逃がしてしまう。
残念なことです。
しかしながら、残念なことでも
トップリーダーとして諦めのつくものと、
諦めのつかないものがあります。
それは、
(組織の適切なレベルで、なかにはトップまで巻き込んで)
「きちんとジタバタしていたか?」
によります。
できるかぎりのジタバタでも、
他社に敗北・うまくいかないのであれば、
そこに組織の限界が浮びあがり、
今後の強化改善課題があきらかになります。
しかしながら、ジタバタすることもなく
一部の限られた範囲で片付けられたのならば、
失うものばかりで、何も得ることも学ぶこともありません。
それでは、諦めきれようもありません。
企業風土が「問題を嫌う・隠す・避けて通る」という
不健全な方向になりつつあるのかもしれません。
問題が解決できないから問題を避けてしまう、
という問題解決能力が低いことに根本原因があります。
・問題を問題として発見・認識する力
・問題を即座に報告する力
・問題の解決案を立案する力
・その解決案を即座に実行する力
・そして解決案を継続実施していく力等々
上記のどこかが詰まっていないかを、
点検してみる必要があります。
「問題発生は問題ではない。
問題なのは、
問題を見過ごし、解決しようとしないこと、
きちんとジタバタできないこと。」
そして
「できる限りのジタバタでもダメなら、
そこは一旦諦め、必ず捲土重来する」
という問題に対する認識を、組織に徹底させる必要があります。