結論から先に言うと
計画を立案する際には
単に数字を当てはめるのでは「原単位」を使ってつくりましょう。
ということ。
具体的に説明すると以下のようになります。
********************************
「この仕事どれくらいで終わる?」という問いに、
「1時間もあれば終わります」といアバウトに片付けるのではなく、
「1件処理が5分程度とすれば、10件で50分程度、
1時間もあれば終わります」
と「原単位」を使って考えることです。
*******************************
「原単位」とは、英語では「Basic Unit」と訳され、
一定量の製品を生産するのに必要な、原材料やエネルギーの量を表す単位、
一定量の製品を生産するのに必要な、原材料やエネルギーの量を表す単位、
と説明されています。上記の場合5分/1件というのが原単位です。
平易な言葉で言うと「目安」です。
何故「原単位」を使うのか?何が違うのか?
それは、次へのレベルアップができるかどうかです。
実際にやってみると50分で終わったとしましょう。
アバウトな「1時間もあれば・・・」では、
「早く終わって、よかった、よかった」、パチパチ!!
で終わりです。
「原単位」を使った緻密な計画では、
・実際の件数は10件でなく12件あった
・原単位と設定した5分/件よりも早く3分/件程度だった
・ただ、途中14分中断せざるを得なかった
・これらの結果、50分で終了した
と振り返ることでができます。
次への改善課題が明確になることで、
レベルアップができるようになるのです。
属人的な勘に頼ったアバウトな仕事の進め方、止めましょうね。