野口吉昭さんの「コンサルタントの『ひと言』力」という本の中で、
コンサルティングでよく使う言葉が紹介されていました。
私が日常コンサルティングの場面で使っている言葉と、重なる、重なる。
著者の横浜弁と、私の広島弁の方言の違いのあるものの、
少しの表現方法がしがえども・・・
・「そもそも、目的は?」
・「制約条件なしで考えてみましょう・・・」
・「いいじゃないですか、問題が見えたんだから・・・」
・「具体的に言うと・・・」
・「イメージが湧きにくいのですが・・・」等々
同じ職業をしていると、ここまで同じようになるのか・・・
改めて驚きました。
そうそう、私が20代の頃です。
自動車会社のマツダで仕事をしていた時のことです。
当時、北米フォード社は、ある主要部品を
マツダ、三菱自動車の2ソースから輸入していました。
その業務を私は担当していました。
マツダは「MC」、三菱自動車は「MMC」という略称でした。
ある日のこと、フォードの人が「MC」と「MMC」を
間違えたのでしょう、三菱自動車の人が書いたレターが
添付されたファックスが、送られてきました。
その三菱のファックスを読んでビックリ・・・・
私がいつも、書いている英文レターと、内容も表現もそっくり、
差出人サインが違うだけ・・・・
というくらいに酷似していたことを思い出しました。
同業・同職種というのは、同じような場面に直面し、
同じ悩み・問題を抱えているものです。
そして、すぐに共感が得られるものです。
忘れてはならないのは、業界の常識や、行動パターン
に流され、埋没していくのではなく、
目的を見据え、それらを変えていくことです。