業務には、いろいろな種類のものがあります。
①すべき業務、する必要のない業務
②得意な・好きな業務、苦手な・嫌いな業務
という2つの視点で分類してみたときに、
1)すべき × 得意
2)すべき × 苦手
3)不必要 × 得意
4)不必要 × 苦手
と4つに区分できます。
1)の「すべき×得意」は、
何も言わなくてもどんどん進んでいくでしょう。
そして4)の「不必要×苦手」は
手をつける必要もなく、そして手を着けたいとも思わない。
1)と4)は問題ありません。
しかしながら、2)と3)にはしばしば問題が発生します。
2)は「すべき」業務にもかかわらず、苦手意識があり、
なかなかはかどらない、後回しにする、という傾向があり
必要な業務にもかかわらず、遅れたり、放置されていたりします。
3)は「不必要」な業務にもかかわず、
ついつい今までの流れで、なんとはなしに手をつけてしまう。
結果、自らの「好き・嫌い」「得意・苦手」の意識で
業務の進度が決まるということになりがちです。
この傾向は、自然人の性と言えば性です。
しかしながら、そこには自分の視点はあれど、
顧客の視点が見失われているのです。
自らの置かれている立場、責任、役割という視点が欠如
しています。
能力向上も、組織のレベルアップも、
顧客へのパフォーマンスのアップも期待できません。
自分の業務をリストアップして、
「すべきこと」には2重◎を付して
優先順位をきちんと認識することです。