7月末にベトナム、ホーチミンに行ってきました。
クライアントのベトナム工場視察と
今後の展開についての打ち合わせで、
1996年4月にホーチミン・ハノイを初めて訪問し、
17年振りの訪問でした。
ベトナムは、GDPでは1,227億ドルで広島県と同じ経済規模。
人口は8,700万人、1人当GDPは1,374ドル。
実質経済成長率は5〜6%。
日本からの投資は、2011年208件で1,849百万ドル(約1800億円)で
香港、シンガポールに次いで第3位の投資国です。
進出している日本企業数は1542社(2012年帝国データバンク調査)。
17年前1996年の実質GDPは2,138,830億ドン。
2011年は5,847,030億ドンと2倍以上(名目GDPでは約9倍)と
着実に、経済成長発展しつつあります。
しかしながら、17年前と変わらないのは縦横無尽なバイクの運転。
毎日一度は、「ヒヤッ」とする場面も。
ベトナムで運転するには、
日本で相当な危険予知運転の訓練が必要みたいです。
前回は、覚悟して道路を横断する
(横断歩道もなければ信号もないところで、
バイクと自動車が押し寄せてくるのを
渡るのですから、それなりの覚悟が・・・)
という経験をしました。
今回はさらにレベルアップ。
「工場の近くまでタクシーで行って待っていろ」という指示。
まさか・・・・と思っていると、案の定バイクの後部座席へ・・・
スリリングな経験でした。
確実に発展しつつあるという印象を受けました。
高層ビルは増え、道路が一面舗装されてすっきり
したように感じました。
稼働して1年半、多くの課題を乗り越えてきましたが、
当初の計画通り、それ以上のペースで稼働しています。
「シンチャオ(こんにちは)」と声をかければ、笑顔で返してくれます。
明るい雰囲気で、熱心に仕事に取り組んでいる様子が感じとれました。
何しろ「品質第一」を再認識していただき、
更なるレベルアップのために
「5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)」の概念を
日本人は、単なる綺麗好きで「5S」を行っているのではなく、
「生産性の向上」「品質向上」に寄与する
とお話してきました。
現地法人の経営者との数度のミーティングを通して、
事業に対する取り組み姿勢、思いを感じると同時に
信頼関係ができていることも確認できました。
進んでいきましょう。