講演会、研修会、会合等々で、
経営理論であったり、経営事例であったり
経営に関する情報が巷では発信されています。
これらの情報に触れての感想が、
「ああ、それなら知っています・・・」
「特に、目新しいことはなかったです・・・」
と「知っている」かどうか、既知かどうかという視点で、
これらの情報を聞く限り、得るものが少なくなってきます。
かけ出しのリーダーならまだしも、
ある程度の経験を積んだリーダーであれば、
それらのソースから入ってくる情報が、
びっくりするほど新しいものであることは少ないものです。
どこかで聞いた内容であったり、
その変形バージョンであったり
というケースがむしろ多くなってくるからです。
大切なのは、その情報を自社に置き換えて
「自社でやっているか?」
「その実践度は、十分なのか?」
という視点で聴くことです。
学者なら「知ってなんぼ」の世界ですが、
ビジネスマンは「やってなんぼ」の世界です。
例え、基本的な「5S」の話でも、
「知ってる」で終わる人、
「(自社はどの程度)やってる」で聞く人、
得るものが大きく違うことは、言うまでもありません。