3月の期末が近づいています。
期末に近づけば、考えるはじめるのが決算賞与。
利益が計画よりも出ているのならば、多いに出すべし。
しかしながら、問題なのは
「毎年出しているから」という理由で
計画の利益も出ていないのに、
ましてや今期赤字になりそうなに
「本当は(決算賞与)を出せる状態ではないけど、
来期の皆の奮闘に期待して」
と説明を添えて、支給するという場合です。
「努力に報いたい」という親心も理解できれば
「もらえれば嬉しい」という子供心も理解できます。
しかしながら、それは瞬間的に喜ばれたとしても、
長続きのしないものです。
厳しい環境をいくら「言葉」で説いても、
支給したという「行動」の方が強く残ります。
この反対のケースを考えてみれば、
容易に理解できます。
「業績が好調・・・」と言っていても、
賞与が支給されない、賞与が少なくなった時などでは
「なんや・・・。本当は、業績悪いのでは・・」
と、「言葉」より「行動」の方が伝わるものなのです。
そもそも、この根本の問題は、会社置かれている状況が
社員に伝わっていないことにあります。
きちんと、定期的にその状況を共通認識にしておく
不断の努力が必要です。