某商工会議所の個別相談会で補助金の申請で
相談を受けることがありました。
中小企業に対する多くの施策の中で
補助金・助成金というものがあります。
使った費用の半分、
なかには2/3がもらえるというのも・・・
今まで、いろいろな補助金の申請について
アドバイスすることもありました。
「仮に、助成金・補助金がもらえなくても実行しますか?」
という質問を投げかけることが時々あります。
目的が「助成金・補助金をもらう」ことになっていて、
お金がもらえない場合は、その事業・施策は実施しない、
お金をもらえれば、実施するという、
スタンスを感じる場合の質問です。
簡単にもらえる助成金・補助金だから申請しよう
という安易な考えがベースになっているのです。
「せこい」と言えば、「せこい」。
問題は、「せこい」か「せこくない」かということでなく、
また、お国の施策背景に適合しているか、
不適合なのかという役人的な視点でもありません。
自社がその事業・施策を実施する
必然性の問題です。
「もらえたらやろう」というスタンスは、
経営上、必然性が曖昧なものまで
取り込む可能性がでてきます。
重要な課題に集中できなくなってします。
助成金・補助金をもらって、横道にそれるよりも、
本筋を、知恵や努力で切り開いていく
健全な経営を心がけるべきです。
助成金・補助金をもらえようが、もらえまいが
しなければならない事業・施策に集中し、
助成金・補助金がもらえればラッキー
というスタンスが必要です。