2020年5月10日日曜日

「一体感」

2020年5月7日のNHK「ニュースウオッチ9」での
サイボーズ 社長青野慶久氏のインタビュー。
テーマは「テレワークとうまくつきあう」。

そのなかで、インタビュアーが

「テレワークだと一体感が(難しいのでは)・・・」

という質問に、青野氏は

「なんで顔が見えなくなった瞬間に一体感がなくなるのか?
 何のためにその仕事をやっていたか、

 その答えを共有共感できていなかったから」と。

そして具体的に
「なんとなく集まって野球をやっていた。
 でも離れても俺たちは甲子園を目指してやっていると、
 顔は見えないけれど甲子園を目指して頑張っているはず、
 そういう気持ちがあれば離れていても一体感は作れる」
と、淡々と答えていくのでした。

う~ん、と唸ってしまい、痺れる場面でした。

今回のコロナで多く導入されたテレワーク、

新しい技術が導入されればされるほど、
便利になる一方、使い手(使う組織)の本質が問われる

ということなのでしょう。

当社の組織は、あなたが高野球の監督なら、

なんとなく野球をやっているチームなのか?
甲子園を本気で目指しているチームなのか?

と、振り返る必要がありそうです。

「甲子園を目指すという気持ちがあれば、
 離れてていても一体感は作れる」

しかしながら、
甲子園を目指すことをメンバーに共有させるのは、
リーダーの役目に他なりません。