2023年12月25日月曜日

なぜエベレストに登る??

先日NHKでエベレスト登頂の番組がありました。

イギリスの登山家のジョージ・マロリー(1924年6月の登頂時に遭難)が
記者に「なぜエベレストに登るのか」と問われ、
「そこにエベレストがあるから(Because it's there.)」
と答えた、有名な逸話も紹介されていました。

その数日後、
「『ビジョン(大きな目標)を達成したらどうなるのか?』
 と社員から聞かれることがある」
と、某社長との雑談時にうかがいました。

「大変なことを、何故するのか?」という、
記者の疑問と社員の素朴な質問が重なりました。

登頂・達成すれば、
社会的な評価や経済的な報酬を得られるでしょう。
また、本人でしか味わえない、
見たことのない景色や、
やり遂げたという達成感も得られるでしょう。

しかしながら、これらは一過性のものです。

最高峰のエベレストへの挑戦は、
いろいろな課題を克服し人類の遺産として
蓄積していった歴史でした。

チャレンジする過程では、多くを得ることができます。
新たな技術、ノウハウ、基礎体力の向上、そして組織運営等・・
一時では終わらない、蓄積されていくもの、
レガシーを得ることができます。

それらは、組織を確実に進歩させ、
1段も2段も高いレベルに昇華させるものです。

そして成就はレジェンドとして語られ、
自信と勇気をあたえるものとなっていくのです。