2025年2月27日木曜日

『パクリ』 大歓迎

 「彼は、変わりましたね・・・」
ある顧問先の幹部社員について、
関係する会社の人が私に話してくれました。

私自身も、月に何度か会議でその幹部社員と顔を合わせる機会があり、
彼の変化を感じていました。

関係会社の人が言うには
「視座(?)、視野(?)が変わったと、ご本人おっしゃっていました」
とのこと。

「そんなこと言ってた?」と私は確認したのでした。

というのも、1年半前に、その顧問先の経営幹部に対して
「視野を広げ、視座を高くし、視点を多く持つことが大切」
という趣旨で「視野・視座・視点」の講義をしたことがありました。
その講義に、社長一人が感銘を受けてくれていたものの、
その他の幹部らの反応は、正直なところ
今ひとつだったと記憶していたからです。

そんな中、あの講義の内容を覚えていて、
自分のものとして受け止め、実践してくれていたことに驚きました。

実は、このようなことは、今まで何度もありました。
私が話した内容を(パクッて)使っている場面に遭遇することが。

この種の「パクリ」は大歓迎です。
どんどんパクッりながら、自分のものにしてください。
むしろ、パクられることに、私は遣り甲斐と喜びを感じています。

2025年2月22日土曜日

推薦図書「現場力を鍛える」

某社の経営顧問をともに務める方から紹介され、
早速アマゾンにで注文した「現場を鍛える」(遠藤功 著)。

本の帯の「20年間読み継がれる」「36刷&17万部のロングセラー」
というコピーのとおり、まさに良書でした。

















これまで読んだきた本から自分の肥やしにしてきたところ、
また拙著で訴えてきたこと等と重なる部分が多く、
共感しながら一気に読み終えました。

「新たなビジョンや戦略を打ち出しても
 実行されず結果を出せない企業は山ほどある。」

「ビジョンや戦略自体に「実行性」は担保されていない。
 戦略を「正しくやりきる」主役はあくまで現場。」

まさにそのとおり。
リーダーとして決して忘れてはならない鉄則です。

特に、現場の「タコツボ化」と称して説明されている部分は、
非常に興味深いものでした。

お時間のある時に、是非ご一読を!!

「後工程はお客様」という言葉は知っていたものの、
「前工程に物申す」という表現は新鮮で、手帳に書き留めたのでした。

2025年2月9日日曜日

「まるっきりの現実主義者は二流以下・・・」メルマガ第184号

本日メールマガジンを配信しました。 

今回も司馬氏の長編小説「坂の上の雲」からご紹介しています。

◇◆◇◆◆◆◆◆◇◆ < 珠玉の言葉 > ◆◆◆◆◆◇◆◇◆◇◆

   まるっきりの現実主義者は二流以下の政治家にすぎず、・・・
 政治家がどのような理想をもっているかにおいて
   人物の品質がきまるのだが、
 しかし政治が現実からはなれて存在しない以上、
   理想の比重が重すぎる人物は、
 結局は、単なる願望者か、詩人か、
   それとも現実否定のヒステリー的な狂躁者になりがちである。
    
     坂の上の雲(3)「外交」

◆◆◆◆◆◇◆・◆◆◆◆◆◇◆・◆◆◆◆◆◇◆・◆◆◆◆◆◇◆

是非、ご一読を!!