2011年3月11日金曜日

「自分を無」にする

自分を「無」にする。
煩悩を取り払う・・・
すると、より自分が見えてくる。

何か宗教的な感じがするかもしれません。

実はこれはあるマーケティング関係の勉強会のことです。

論議の当初でてくるのは

すべて自分サイドの意見
そして自分サイドの論理

その都度、私の言うことは一つ

「煩悩に取りつかれていますね」
「煩悩を捨てて・・・」

メンバーは、きょとんとした表情。
そして頭をかかえる場面も

このシーンを何十回繰り返したでしょう。
この過程を通じて、ブレークスルーがおきるのです。

メンバーが開き直って、

自社の得意・不得意
自社の利益・不利益

これらに関係なく、ボロボロ意見が出てきます。

その中には、自社にとって不利なことも多くでてきます。
自社にとって、困ったことも出てきます。
自己否定しなければならない項目もあります。

これが、心の中でひっかかって、
自分を無にして考えることに
ブレーキをかけているのです。

結果、このプロセスを通じて見えてきたのは
本当の自分。

自分の弱みもさることながら

新たな自社の優位性
そして多くの展開の多くの選択肢・・・

に認識を得られたことです。

頭を抱えていたり、きょとんとしていたりしたメンバー
の表情が変わってきていました。

先ずは、「自分を無にして」煩悩を取り払って考え
ることで、新しい何かが、そして光が見えてくるでしょう。