一昨日のことだったでしょうか、
テレビのスイッチをつけると、東京消防庁の記者会見。
他の記者会見と、違う。
問題と対峙する姿勢が違う。
直観で感じました。
放水に出動した部隊と、極めて密に連絡を取り合っているな・・・と思いきや、
数分間後に、実際出動した部隊の報告の記者会見だったことがわかりました。
命がけで仕事をしてきた人達の言葉は、伝わるものが違う。
大任を無事に終えられた隊員の皆さん、そしてそれを支えられたご家族に、
感謝すると同時に、頭の下がるおもいです。
本当にご苦労様でした。
一方、昨日放射性物質の付着した農産物の出荷停止を指示したという報道がありました。
でも、直ちには健康害さず・・・
なんじゃこりゃ・・・・
「一定の基準値を超えましたから、問題はないと思いますが
一応、出荷停止にしておきます。」
という役人根性が透けて見える。
基準値を超えたら、問題があるんじゃないの?
健康を害さないなら、OKじゃないの?
何のための基準値なの?
一体どうしたらいいんだ、と迷うばかり・・・・
以前、某上場会社の社長に、「部下を迷わせないように・・・」と
コンサルティングの社長就任の挨拶に行った時、言われたことがありました。
その後、この言葉の意味の深さを、何度となく感じてきました。
リーダーにとって、「部下を、迷わせないように」というのは至言です。
堀紘一さんの「リーダーシップの本質」にも
「リーダーは部下の迷いを取り除かなければならない」
と記されており、
そして、ドラッカーの「未来企業」では、
「信頼するということは、リーダーを好きになることではない。
つねに同意できることでもない。
リーダーの言うことが真意であると確信をもてることである。」
と。