クルージング船「銀河」のパーティーに参加してきました。
広島の宇品港を出港して、世界遺産の宮島の鳥居の前で
折り返して戻ってくるという2時間半のクルージング。
結婚式等の洋上パーティーによく使われます。
十数年来のお付き合いがある、経営者の引退パーティー。
44年経営してこられて、昨年社長を譲り会長職に
そして今年9月に会長職を引退・・・
お世話になった人に、感謝の意を表したいと・・・・
50人近くの方々が集まっていました。
草笛の演奏、三味線の民謡あり・・・と楽しい会でした。
その引き出物中に、その社長の半生をまとめた本が
ありました。
ご本人は、照れくさそうに「本も薄いが、中身も薄い」と
紹介されていましたが、ご幼少のご苦労から始まり、
そして創業当時の混乱・・・
興味深く読まさせていただきました。
内村鑑三が明治27年7月に箱根での講演した内容の中で、
(「後世への最大の遺物」 内村鑑三著 岩波文庫)
後世にこのす物は、「金」、「事業」、「思想」と語っていくなか、
最大の遺物は「勇ましい高尚なる生涯」であると・・・・
そして、苦難にも勇ましく、高尚に立ち向かってゆけ・・・と
その歴史は、後世の人に勇気を与える。
「かの人にできたならば、己にもできないことはない、
われも一つやってみようというようになる」
社長から「後世への最大の遺物」を頂戴しました。
本当に長い間お疲れ様でした。