2012年1月7日土曜日

イチローの振り返り 2011年シーズン

先日、クライアントの社長と新年挨拶も兼ねランチを一緒にしました。


昨年12月の実績、そして1、2月の見込の確認、
年度末には最高の業績になりそうです、とのこと。
そして、来期は・・・と、話は及びました。


その中で、お正月休に放映していた
イチローが2011年を振り返っているインタビュー番組の話を。


****************************


11年目の昨年、イチローは200本安打の連続記録が
途切れてしまいました。
その原因は開幕した4月にあったようです。


4月のイチローの結果は、119打数39安打 3割2分8厘でした。
結果だけをみれば、好調な滑り出しということができます。


しかしながら、その4月のバティングは、
「これぞ」という感覚が無いまま結果が出ていた。
とイチローは振り返ります。


毎年、彼の1年を総括するインタビューを
楽しみに見ているのですが、
今までは、スランプの時でもイチローの感覚として
「これ」というものがあれば、結果はあまり気にしていない
というスタンスでした。


ところが昨年の4月はその反対で、
彼にとって感触のないまま結果が出ていたのです。


「結果が出ているものを否定することは、流石に難しかった」
という趣旨の言葉が印象的でした。
そして、その修正ができたころには、
シーズンの終盤だったのです。


天才イチローでもこのような状況に陥ります。


***************************


という内容の話です。



そうそう「坂の上の雲」の中に、
秋山真之がつくった日本連合艦隊解散の辞

「神明はただ平素の鍛錬に力め
 戦はずしてすでに勝てる者に
 勝利の栄冠を授くると同時に、
 一勝に満足して平治に安んずる者より
 ただちにこれをうばふ。
 古人曰く、勝って兜の緒をしめよ、と」

が紹介されていました。



成果が上がっている時こそ、調子のいいときこそ、
強い体質をつくることに注力することが必要です。


「好調の時にこそ、悪魔が忍び込む」


ものです。