2012年4月27日金曜日

ボートを揺らせば揺らすほど・・・

ボートを揺らせば揺らすほど、人はその場にしがみついてしまう。


ある本の一節です。


組織を揺らそうと(変革しようと)すればするほど、
現状に強くしがみつく傾向が高い


という趣旨のものです。
変化をしたがらない、というのが組織の特徴の一つです。
うまいこと表現されているので、ご紹介しました。


「変化」を組織の中で、常態にするかが経営の中で大切な要素です。


Change or Die !!

2012年4月16日月曜日

反応・・やる気のもと

昨年の11月にHPから、このブログシステムに引越しました。


この引越によって、私がブログにアップする回数が
一目瞭然に管理できるようになったことは、
前に書かせていただきました。


その甲斐あって、計画より少し頑張ってアップを重ねています。


今回は、このブログソフトの「統計」というシステムについて
書かせていただきます。


この「統計」というシステムは、
何人がこのブログを見ていただいているかというのが、
日・週・月・全期間の単位で確認ができるようになっています。


時々、確認することがあります。


おお〜、こんなに見ていただいている。
ほお〜、遅い時間にも見ていただいているんだな・・・
なるほど、このコラムは多いんだ・・・


と励みにさせていただいています。


中でも、驚いたのは、国別のアクセスデータです。


日本だけだとばかり思っていたら、
ロシア、ドイツ、アメリカ、、ラトビア、
マレーシア、ウクライナ、デンマーク、インド
からのアクセスも・・・


これだけ多くの人にみていただいているのか、
と思うとやる気と、責任感を感じています。


先日テレビを見ていると、ある九州の農耕機械の
メーカーが取材されていました。


製品の開発会議では、ユーザーの声を、


直接VTRに録画し、映し出し、


工場には、機械のユーザーが使っている場面の
写真が張り出されたりしていました。


顧客の反応を大切にする。素晴らしい取り組みでした。


顧客の反応、それはやり甲斐、喜びの源泉。


このブログを時々見ていただいている方々に
心より感謝いたします。


そして、時々「統計」を見ながら、
元気とやる気をいただき、
お役に立てるようアップして参ります。


今後ともよろしくお願いいたします。

2012年4月12日木曜日

あたり前のこと・・・

関西電力の大飯原発稼働の是非について論議が行われています。

福島の第一原発の教訓を反映させた安全基準に基づいた
安全対策の工程表について原子力安全・保安院は、
「安全性を概ね確認した」とのこです。

行程表のなかには、新安全基準の対策が平成27年度というものを
いくつかあるようです。


だから再稼働????

論理的に飛躍しています。

行程表の妥当性というのは、その通り実施すれば
安全を担保する基準を満足できるというものです。

行程表がきちんと実行されて始めて、
「安全に稼働できます」と言えるものです。
実行が完了していない状態では、
安全性を満たしていない状態ということです。

まったく論理的におかしい。
当たり前のことが、完全にずれています。

もう一つ、現広島市長が就任1年になるということで
地元の各TV局が1年を振り返って、というテーマで
ニュース番組が流れていました。

「住民との対話を大切にしながらビジョンを作っています」

との報道。

唖然としました。えっ、ビジョンもないままに政治家になったんだ・・・
国を、自治体をこうしたい、という志を遂げるために政治家になる、
というのが当たり前。

これまたずれています。

2012年4月10日火曜日

メルマガ第30号発行しました

前回に引き続き、「菜の花の沖」から取り上げました。
珠玉のフレーズは、


「蝦夷どもの顔もご存知ない。
    御覧になるのはここでとれた
          鮭や鰊の顔だけだ」


顧客に対する関心、というテーマです。
是非ご一読を!!

2012年4月9日月曜日

PDCA〜その2 紙芝居

ビジネスの基本PDCA(計画・実施・評価・改善)を
紙芝居風に説明すると・・・・


お父さん、お母さん、太郎君、花子ちゃんの4人家族がいました。


お金が足りなくなると、お父さんも、太郎君も、花子ちゃんも、
その都度お母さんから小遣いをもらっていました。
お母さんは、毎月月末になるといつもお金が足りなくなり、
ボーナスを取り崩していました。
(PDCAの「D」だけの状態)


ある日のこと、お母さんは、皆に言いました。


「毎月、お金が足らなくなるの。
 これじゃあ、お盆やお正月の帰省の費用だって難しくなる。
 なんとか、毎月収支が合うように協力して」


「よし、わかった」「賛成!!」と家族全員協力することになりました。
(PDCAの「D」に「P」の目標が加わりました)


翌月月末の夕食の時でした。
「今月も、足りないの・・・、またボーナスの取り崩しよ」


一同沈黙。


太郎君が提案しました
「ねえ、ねえ、毎週金曜日にどんな状況になっているのか
 わかるといいのかもね・・・」


「おお〜、そうだな。いいアイデア・・」とお父さん。
毎週、収支の確認をすることになりました。
(PDCAの「D」「P:目標」に「C」が加わりました)


毎週金曜日のチェックが行われるようになりました。
3回目の金曜日のことです。


お母さんから報告がありました。
「今までより、少し改善してきてるけど、今月も取り崩しになりそう・・」


花子:「おやつ節約しているんだけど・・」
お父さん:「ところで、毎日おやつ代いくら使ってるんだい?」
花子:「毎日、大体200円くらい」と花子。
お父さん:「ということは、月間5千か・・・」


それを聞いていた太郎は
「ねえ、ねえ、毎月ひとりひとり、お小遣い決めようよ」と。


ということで、お父さん、太郎、花子のお小遣い、そしてお母さんの
管理する食費・光熱費等が決まりました。
(PDCAの「D」「P:目標」「C」に「P:計画」が加わりしました。)


そして新しい月を迎え、第3回目の金曜のことです。
「皆んな、どんな感じ」とお母さん。


お父さん:「突然の飲み会が、2度ばかりあって、10千オーバーしそう」
太郎  :「自転車が故障して、2千円、お母さんから出してもらった」
花子  :「私は、少しあまりそう」・・・・


という報告で終了し、収支赤字のまま月を終えました。
(PDCAの「A」がまだ機能していない状態)


「今月は、何とかしたいわね」とお母さん。
「このままじゃいかん」とお父さん。


翌月の第2回目の金曜日のことです。


太郎が申し訳なさそうに切り出しました。
「今度、野球のユニフォームが変わるんだ、
 新しいユニフォームが必要になりそう20千円かかるみたい」


「そうか、体鍛える必要あるしな・・」とお父さん。
「今月も足りなくなる?」と花子。


「大丈夫よ、お父さんのお小遣から15千円、
 お母さんの美容代から4.5千円。
 花子ちゃんの、お小遣い500円、お兄ちゃんに協力してもらえる?」


「いいよ、お兄ちゃんに500円の協力だね」
「えっ!!、俺の小遣い15千円カット?」
(PDCAの「A」が動き始めました)


そして月が替わりました。
食後にケーキができてました。
「今月の収支は『ばっちり』」と。
余った予算でのお母さんからお祝いでした。


めでたし、めだたし。


どなたか、このストーリーに絵を書いていただけたら・・
「大人の紙芝居:PDCA編」の完成です。


家族に置き換えれば、PDCAもこんな感じで、当たり前のことなのですが・・
それがビジネスとなるとなかなか回らない。
凡時徹底。凡時徹底。

2012年4月6日金曜日

懲りずに、まだ繰り返している・・・PDCA

昨日、某社でPDCAについてお話する機会がありました。
本日は、PDCAについて・・・


ビジネスマンの基本として教えられる手法です。
基本中の基本、そして企業経営の根幹
と言っても過言ではありません。
言ってみれば、「計画を立てて、実行して、評価して、改善する。」
というだけのことです。
簡単と言えば簡単。
しかしながら、奥深いと言えば、奥深い・・・


カネボウ、ダイエー等の再建をてがけた、
前産業再生機構のCOO冨山和彦さんの
会社は頭から腐る」という著書に


「実際に、うまくいっている会社とそうでない会社の違いは、
 戦略立案の優劣ではない。
 PDCAがよく回っている会社がよい戦略にたどり着く」


「実は企業の強さを分けるのは、PDCAの精緻さの差なのである」


という下りがあります。


PDCAという概念は、上記のように極めてシンプルですが、
それを、をきちんと回し実践するのは、難しいものです。


性懲りずに、まだ同じ事繰り返している・・・
学習していない・・


と感じる時、それは組織のどこかで
PDCAのどこかが、欠落しているのかも知れません。

2012年4月2日月曜日

できる範囲でやりましょう・・

「出来る範囲でやりましょう・・・」


案外、頻繁に使われるフレーズで、
やれるだけはやろう、という趣旨のものです。
なんとなく聞き過ごしてしまうものです。

「ちょっと待った!!」
とストップをかけなければなりません。
ここには、「実行した」ということにポイントが置かれ、
目標・成果が忘れ去られています。


「できる範囲でやりましょう」ではなく、
目標・成果の実現に
「必要なものは全てやる、どうやるかを考える」
でなければなりません。


「できる範囲で・・・」というフレーズが
耳に入りだしたらご注意を!!