ビジネスの基本PDCA(計画・実施・評価・改善)を
紙芝居風に説明すると・・・・
お父さん、お母さん、太郎君、花子ちゃんの4人家族がいました。
お金が足りなくなると、お父さんも、太郎君も、花子ちゃんも、
その都度お母さんから小遣いをもらっていました。
お母さんは、毎月月末になるといつもお金が足りなくなり、
ボーナスを取り崩していました。
(PDCAの「D」だけの状態)
ある日のこと、お母さんは、皆に言いました。
「毎月、お金が足らなくなるの。
これじゃあ、お盆やお正月の帰省の費用だって難しくなる。
なんとか、毎月収支が合うように協力して」
「よし、わかった」「賛成!!」と家族全員協力することになりました。
(PDCAの「D」に「P」の目標が加わりました)
翌月月末の夕食の時でした。
「今月も、足りないの・・・、またボーナスの取り崩しよ」
一同沈黙。
太郎君が提案しました
「ねえ、ねえ、毎週金曜日にどんな状況になっているのか
わかるといいのかもね・・・」
「おお〜、そうだな。いいアイデア・・」とお父さん。
毎週、収支の確認をすることになりました。
(PDCAの「D」「P:目標」に「C」が加わりました)
毎週金曜日のチェックが行われるようになりました。
3回目の金曜日のことです。
お母さんから報告がありました。
「今までより、少し改善してきてるけど、今月も取り崩しになりそう・・」
花子:「おやつ節約しているんだけど・・」
お父さん:「ところで、毎日おやつ代いくら使ってるんだい?」
花子:「毎日、大体200円くらい」と花子。
お父さん:「ということは、月間5千か・・・」
それを聞いていた太郎は
「ねえ、ねえ、毎月ひとりひとり、お小遣い決めようよ」と。
ということで、お父さん、太郎、花子のお小遣い、そしてお母さんの
管理する食費・光熱費等が決まりました。
(PDCAの「D」「P:目標」「C」に「P:計画」が加わりしました。)
そして新しい月を迎え、第3回目の金曜のことです。
「皆んな、どんな感じ」とお母さん。
お父さん:「突然の飲み会が、2度ばかりあって、10千オーバーしそう」
太郎 :「自転車が故障して、2千円、お母さんから出してもらった」
花子 :「私は、少しあまりそう」・・・・
という報告で終了し、収支赤字のまま月を終えました。
(PDCAの「A」がまだ機能していない状態)
「今月は、何とかしたいわね」とお母さん。
「このままじゃいかん」とお父さん。
翌月の第2回目の金曜日のことです。
太郎が申し訳なさそうに切り出しました。
「今度、野球のユニフォームが変わるんだ、
新しいユニフォームが必要になりそう20千円かかるみたい」
「そうか、体鍛える必要あるしな・・」とお父さん。
「今月も足りなくなる?」と花子。
「大丈夫よ、お父さんのお小遣から15千円、
お母さんの美容代から4.5千円。
花子ちゃんの、お小遣い500円、お兄ちゃんに協力してもらえる?」
「いいよ、お兄ちゃんに500円の協力だね」
「えっ!!、俺の小遣い15千円カット?」
(PDCAの「A」が動き始めました)
そして月が替わりました。
食後にケーキができてました。
「今月の収支は『ばっちり』」と。
余った予算でのお母さんからお祝いでした。
めでたし、めだたし。
どなたか、このストーリーに絵を書いていただけたら・・
「大人の紙芝居:PDCA編」の完成です。
家族に置き換えれば、PDCAもこんな感じで、当たり前のことなのですが・・
それがビジネスとなるとなかなか回らない。
凡時徹底。凡時徹底。