2012年8月31日金曜日

適性試験:相関を取る

学生も就職活動たけなわ・・・
大卒の就職内定率8月1日時点では66.5%と
昨年よりも8.0ポイント改善したようです。
(8月27日日経新聞)

本日は、採用のプロセスで使われる適性試験について・・・

いろいろな適性試験があります。
性格特性・行動特性を明らかにするもの、
知的レベルを明らかにするもの・・

適性試験はいろいろなことを教えてくれます。

なかには、向いている職務まで判定してくれるもの・・・

●●君は「営業職」適性が高い、
▲▲さんは、「事務職」適性が高い、等々

を示唆してくれるものまであります。

多くの、企業で活用されいます。
しかしながら、これらのデータと実際に入社し活躍している人と
「相関が取れていない」
企業が中小企業ではほとんどです。

ここで言う「相関」とは、

適性検査で「営業職の適性が高い」という人材が、
あなたの会社でも営業職として活躍しているか、
という関連が検証されているかということです。

反対に、貴社で活躍している人の適性データ
を検証してみると、何らかの共通な要素があるかもしれない・・

既存社員のと「適性試験」の
フィードバック、フィードフォワードを行う
ということです。

この「相関」を取る事によって、
市販の適性試験が、一般論でなく
自社にマッチした適性試験として活用することが
できるかもしれません。

適性試験が全てではありません。
そして、人間が人間を見極めることは不可能なことです。

しかしながら、少しでも自社に合った人材を採用するために
この相関を取るくらいの労力を投下する
価値はあるのではないでしょうか。