2013年4月29日月曜日

史跡探訪:美作 宮本武蔵

岡山県美作に行ってきました。

ナデシコジャパンで有名になった、「湯郷Belle」の本拠地。
そして、剣豪宮本武蔵の生誕の地です。

武蔵道場と名付けられた武道場の横に
青年期の武蔵の像がありました。
武蔵生誕の記念碑と2本の旗の右に四角の碑は
「宮本武蔵作者 吉川英治先生文恩記念碑」

武蔵神社の鳥居をくぐり参道を上っていくと
「戦気 寒流滞月澄如鏡」と書かれた石碑があります。
宮本武蔵の書をその石碑にしたようです。
白楽天の漢詩からのとったもので、
寒流が澄み切って鏡のような状態
が戦うときの心構えとしたのでしょう。

そして、武蔵のお墓。
細川忠利の客分として熊本で最期を迎えましたが、
美作に分骨されたとのこと。

武蔵死去の7日前に、弟子の「五輪書」と共に与えた
21ヶ条が「独行道」が石碑になっていました。
独行道
・世々の道をそむく事なし
・身にたのしみをたくまず
・よろづに依估の心なし
・身をあさく思 世を深く思う
・一生の間よく志ん思わず
・我事において後悔をせず
・善悪に他をねたむ心なし
・いずれお道にもわかれをかなしまず
・自他共にうらみかこつ心なし
・れんぼの道思ひよる心なし
・物毎にすきこのむ事なし
・私宅においてのぞむ心なし
・身ひとつに美食をこのまず
・木々代物なる古き道具を所持せず
・わが身にいたり物いみすことなし
・兵具は格別余の道具たしなまず
・道においては死をいとわず思う
・老身に財宝所領もちゆる心なし
・佛神は貴し佛神をたのまず
・身を捨てても名利はすてず
・常に兵法の道をはなれず

正保2年(1645年)5月12日 新免武蔵信玄

囚われるな!!と武蔵が教えてくれているようです。

今度から、「線香」とペットボトルに入れた水を
史跡巡りセットとして準備することにします。

2013年4月22日月曜日

好かれるリーダー??

尊敬されるリーダーもいれば、
形式上は話を聞いていても、実質的には無視されているリーダーも。

話をじっくり聞いてくれるリダーもいれば、
いつもガミガミ小言ばかりのリダーも。

様々なリーダーが存在します。

今日は、二つの軸からリーダーを分類してみましょう。

一つは「好かれる」か「嫌われるか」
もう一つは「頼りになるか」「頼りにならないか」という軸です。

4つの分類が見えてきます。

1「好かれ」x「頼りになる」
2「好かれ」x「頼りにならない」
3「嫌われ」x「頼りになる」
4「嫌われ」x「頼りにならない」

もっとも良いのは、1の「好かれ」x「頼りになる」
は言うまでもありません。

最悪なのは、4の「嫌われ」x「頼りにならない」
というのも言うまでもありません。
存在価値なしです。不要な存在です。

問題は、2と3です。

嫌われること、より好かれることの方がいいには決まっています。
それが、人間の性です。
しかしながら、好かれよう、好かれようとすると、
チームへの配慮の方が、チームの目的や目標よりも優先して
しまうようになります。

リーダーの役割とは、チームに所定の成果をもたらすことにあります。
少々厳しいことや、口うるさいことを言わざるを得ない局面ばかりです。
嫌われても、この人に率いられていば必ず所定の成果を得られる
という信頼関係、頼りになるという関係が優先です。

ついつい、「リーダーは好かれなければならない」
錯覚してしまうことがあるものです。

まずは、目指すは「嫌われ」ても「頼りになる」からスタートです。
それらの積み重ねの中で、そのリーダーの根っこの部分
を理解することを通じて
いつしか「好かれ」&「頼りになる」に変わっていくのです。

2013年4月18日木曜日

State of Mind Note

先日の講演会後の会食での話です。

「先生、デス・ノート書いていますよ」
「デス・ノートって?」
「前に教えていただいた・・・」
「???」

実は2年半前に講演会後の2次会でお話したことでした。
その内容というのは、

**************************

経営者をやっていると、
言いたくても言えないことが沢山あります。
私も社長になって、専務時代の1/10の口数になりました。
トップになると後がない、これを言っては終わり・・
というのも多くあります。
そこで、誰も言えない気持ちのはけ口として
ノートに書きなぐるのです。

書き出しは「バカヤロー」「何考えているんだ」・・・
とぐちゃぐちゃの文字から始まります。

行数を重ねていくと、少しニュアンスが変わっていきます。
1ページも気持ちを吐き出したら、文字も落ち着きだします。
そして、「ちょっと待て、確かにバカヤローなんでだけど、
俺も●●しておけば良かったのもかも知れない」と。

そして、終わりの方になると、
落ち着きを取り戻し、
「俺の、普段の甘さや、いたらなさが・・・」と
他人対する批判や感情から、自分自身の振り返り、
自らの反省になるんですよ。

「やってみたら・・・」

****************************

というものでした。
この内容を実践したという報告でした。

「で、どうでした?」

「瞬間湯沸かし器の自分が少し変わったように感じます。
 部下に、変わったって言われました。」

それは、良かった!! 良かった!!
効果があった見たいでした。

「それとね、ちょっとネーミングが違うんだけど
 このノートの名称は

  『State of Mind Note(心模様)』

        って名前なんだけどね・・・」(笑い)


2013年4月15日月曜日

第2弾出版後の初めての講演会

4月10日に広島銀行トゥモロークラブで

課題解決型営業
「R指定”商品は売るな” 営業改革に取り組んだリーダーたちの物語より」

というテーマで講演をさせていただきました。

2013年3月15日に発行テーマでは3回目の講演でした。

第1回は、最終校正が終わった時期で,
本としての影も形も無い時期でした。
せめて「影」だけでもと、
出版社に無理をお願いしてカバーだけを
先に制作してもらって講演で先行案内をしました。

そして2回目は、本が出来上がって私の手元に届く2日前。

改めて考えると、今回は出版後の初講演会でした。

1時間半皆さん熱心に聞いていただきました。
その後の会食においても、講演の内容を話題にして
いただきご満足いただけたようでした。

いろいろとアレンジしていただいた広島銀行の
皆さんに心より感謝します。

2013年4月13日土曜日

3年振りの大連

3月の末に3年振りで中国の大連に行ってきました。

クライアントの中国事業立ち上げの
オープニングセレモニーに立ち会いました。

合弁先の中国企業の経営陣の殆どは
日本に留学経験があり、30歳代。
中には、流暢な日本語をこえ、笑いまで取れる・・・
何しろ、エネルギーがある、元気がある。

「よしやってやろう!!」
という、リスクもテイクし前に進んでいこうという
事業家マインドを改めて感じさせていただきました。

「得ること」と「失う」ことを天秤にかけて・・・
というところまでは同じなのかもしれませんが
どうも、昨今の「失う」ほうに経営視点がいく
日本とは違うように感じました。

成熟している社会だから・・・・
と言ってしまえばそれまでですが、
事業魂を呼び起こさねばと、思ったのでした。

旅順では前回見ることができなかった、
日露戦争、旅順激戦地の一つ東鶏冠山
旅順軍港を見ることができました。

シックなおしゃれな雰囲気を持った、
大連の町並みお気に入りです。

2013年4月10日水曜日

「一生、そういう童心のままでいてくれ」

本日、司馬遼太郎作品に学ぶ経営心得第42号を配信しました。

過日、淡路島に高田屋嘉兵衛の史跡を探訪しました。
今回は、嘉兵衛さんが主人公の「菜の花の沖」からです。

大人ってなんだろう?
童心を捨てるとは?

と考えさせられました。

是非ご一読ください。