ナデシコジャパンで有名になった、「湯郷Belle」の本拠地。
そして、剣豪宮本武蔵の生誕の地です。
武蔵道場と名付けられた武道場の横に
青年期の武蔵の像がありました。
武蔵生誕の記念碑と2本の旗の右に四角の碑は
「宮本武蔵作者 吉川英治先生文恩記念碑」
武蔵神社の鳥居をくぐり参道を上っていくと
「戦気 寒流滞月澄如鏡」と書かれた石碑があります。
宮本武蔵の書をその石碑にしたようです。
白楽天の漢詩からのとったもので、
寒流が澄み切って鏡のような状態
が戦うときの心構えとしたのでしょう。
そして、武蔵のお墓。
細川忠利の客分として熊本で最期を迎えましたが、
美作に分骨されたとのこと。
武蔵死去の7日前に、弟子の「五輪書」と共に与えた
21ヶ条が「独行道」が石碑になっていました。
独行道
・世々の道をそむく事なし
・身にたのしみをたくまず
・よろづに依估の心なし
・身をあさく思 世を深く思う
・一生の間よく志ん思わず
・我事において後悔をせず
・善悪に他をねたむ心なし
・いずれお道にもわかれをかなしまず
・自他共にうらみかこつ心なし
・れんぼの道思ひよる心なし
・物毎にすきこのむ事なし
・私宅においてのぞむ心なし
・身ひとつに美食をこのまず
・木々代物なる古き道具を所持せず
・わが身にいたり物いみすことなし
・兵具は格別余の道具たしなまず
・道においては死をいとわず思う
・老身に財宝所領もちゆる心なし
・佛神は貴し佛神をたのまず
・身を捨てても名利はすてず
・常に兵法の道をはなれず
正保2年(1645年)5月12日 新免武蔵信玄
囚われるな!!と武蔵が教えてくれているようです。
今度から、「線香」とペットボトルに入れた水を
史跡巡りセットとして準備することにします。