昨年秋に、ある会社の経営相談を行いました。
先代から受け継いで4年の若い社長。
先代の負の遺産を背負っての経営を続けている状態。
昨年の夏のに
繋ぎ資金の支援をうけるも、
数ヶ月でそれも尽きる。
結果、いわゆる「リストラ」をアドバイス
せざるを得ませんでした。
アドバイスする方も、リストラはつらいけど、
それを行う方はもっと辛い・・・
わかっていても、すぐに決断できるものではありません。
初回面談から、何度かお会いしその度に
その必要性を説くと同時に背中を押す・・
ということを繰り返しました。
そして昨年末から今年の年明けに、
決断をされ、実行に移されました。
その後の状況を確認を含めて、
約半年振りに、お盆明けに訪問する機会がありました。
キャッシュフローも反転し大幅に改善、
損益も赤字体質から完全に黒字に・・・
社長の表情が違ってました。
そして資金・経理を担当する専務も・・・・
まずは、成功といってもいいでしょう。
握手をしていました。
「今は、離陸が成功したという状態。
ここで力を緩めると失速して墜落するから・・」
を気を再度引き締めることを確認しました。
「2度と、昨年末のようなことはしないように!」
「はい、2度と・・・」
というのが帰るときの挨拶でした。
そこには、笑顔より、その奥の真剣な眼差しを感じたのでした。
また、お会いするのが楽しみです。