2016年2月24日水曜日

「ちょっと外から見てみて・・・」

某社定例会議でのこと

「○○ということで、
 自社製造の不良率は改善されつつあります」

と製造責任者からの報告。

示されたデータは、
毎月毎月不良率が低下してきており
製造部の努力の成果が如実に現れている。

彼らの努力に頭が下がる
嬉しくもある
しかしながら一抹の疑念が・・・・

「ところで、今期の方針を確認したいんだけど?」

「今期の方針は、『不良率低減』です」

「外注製造していた部分もあったよね。
 外注部分の状況はどんなあんばい?」

と確認してみると、
外注部分は視野の外で、
外注部分の不良率自体認識されていませんでした。

自分達が製造していないから、
自分たちの努力の対象ではないから
という理由から・・・

気持ちはわからないでもありません。
しかしながら最低でも、

外注部分の現状は把握した上で、

外注部分は現状維持とし、
自社製造部分で改善して、
全体としては、不良率を低減する

というのは必要です。

「ちょっと、外から見てみて」

と、お客様や銀行等の第3者には

「自社製造は改善していますが、外注部分は知りません」

では話が通らないことを
理解していただいたのでした。