「○○ということで、
自社製造の不良率は改善されつつあります」
と製造責任者からの報告。
示されたデータは、
毎月毎月不良率が低下してきており
製造部の努力の成果が如実に現れている。
彼らの努力に頭が下がる
嬉しくもある
しかしながら一抹の疑念が・・・・
「ところで、今期の方針を確認したいんだけど?」
「今期の方針は、『不良率低減』です」
「外注製造していた部分もあったよね。
外注部分の状況はどんなあんばい?」
と確認してみると、
外注部分は視野の外で、
外注部分の不良率自体認識されていませんでした。
自分達が製造していないから、
自分たちの努力の対象ではないから
という理由から・・・
気持ちはわからないでもありません。
しかしながら最低でも、
外注部分の現状は把握した上で、
外注部分は現状維持とし、
自社製造部分で改善して、
全体としては、不良率を低減する
というのは必要です。
「ちょっと、外から見てみて」
と、お客様や銀行等の第3者には
「自社製造は改善していますが、外注部分は知りません」
では話が通らないことを
理解していただいたのでした。