2016年9月23日金曜日

「印鑑を押すっていうのは・・・」

1ヶ月前のある経営管理者との話です。

「この書類に捺印してるけど、
  何を確認して、何に責任を持つ、ってこと?」

という私の質問に、

「この書類には捺印するように、
    と前任からの引継ぎがありましたから・・」

という回答に、あ然とする場面がありました。

印鑑を押す意味について指導したのでした。

***********************

印鑑を押すっていうのは、
「その書面に記載されることに責任を持ちます」
ってこと。

ということは、
書面に記載されいる内容でいいかどうか、
確認する必要があるってこと・・・

仮に、時間がなくて書面を確認できずに
メクラ判を押したとしても
その内容には、責任を持つことになるわけ。

判を押すときの事情にかかわらず、
判を押しているという事実が責任を意味するの。

友達に頼まれ気軽に保証人になって、
後で友達の借金背負わされたというケース。
読んでなかった、知らなかった、
軽い気持ちだった、メクラ伴だった・・・

っていうのは、世間では通用しないんだからね。

印鑑を押す前に、
・内容をきちんと確認して、
・ひと呼吸おいて「よし、これで大丈夫」と納得・肚をくくって
・捺印する
ですよ。

という意味のことを、伝えたのでした。

捺印欄へのスタンピングマシンなら
必要ないんだからね。

************************

「メクラ判だった・・・(俺は知らない)」
と東京豊洲問題でエクスキューズする人たちには
耳の痛い話なのかもしれません。