2021年11月23日火曜日

「大丈夫!」

 昨年コロナ対策としての兵糧資金について相談を受け、
その後のフォローで、先日某社を先訪問しました。

売上は減少したものの、経営の屋台骨に影響を及ぼすこともなく、
一定の利益もあり、強い経営体質になっていることが確認できました。

「コロナの影響心配してたけど、兵糧に手つける必要ないね、
 大丈夫だわ。
 ホント、ここまでよく頑張ってこられましたね」

と伝える私に、社長は

「臼杵さんに、そう言ってもらいたかったんです」

と、状況は分かっているものの私の口から聞きたかったと。

初めて訪問した10年前、
経営の方向性を見失っていた先代社長に
「このままでは余命6ヶ月」
と、私が余命宣告した唯一の会社なのです。
現社長(当時の専務)に現状をつぶさに説明し、
解決の方向を指し示しました。

現社長は、自分が仕切らねばと立ち上がり、
社長(父)との辛いバトルも乗り越えていきました。

その後も、自社の商品に自信の持てない現社長に
「そんなに自信がないなら、やめてしまったら?
 ええ加減なものを世に出されては、世の中の迷惑です」
と、辛らつな激を飛ばしたこともありました。

経営に真剣に向き合っていた社長は、
私の耳の痛い檄を受け止めてくれ、
身を粉にして動き回ってくれたのでした。

そんな社長との面談でした。

だからこその、私の口からの「大丈夫」という言葉には
二人にとって意味深いものがあったのでした。

ホントに嬉しい時間でした。
帰り車を運転しながらも、いろいろなことが思い起こされ
社長の努力・苦労に敬意と感謝でいっぱいになったのでした。

これからも、頑張って!!

2021年11月15日月曜日

自社ビル完成 おめでとうございます 

クライアントの自社ビルの完成日に、ご一緒させていただきました。

自社の存在意義を社長に問い続けること数ケ月、
経営理念を明確するところからはじまり、
その後、長期ビジョンを掲げ動き始めたクライアント。

そのビジョンの一里塚として設定したのが自社ビルの建設。
順調に計画が進捗し、そのビルが完成したのでした。

建設途中、「見に行こう」と社長から何度か誘われるものの、
「完成した時に、思いっきり驚かせてください」
と頑なに断り続け、心待ちにしていました。

そして完成日、順調に計画が進捗し計画通りに作ったビルです。
しかしながら、順調に進捗させるためには、
多くの問題・課題を解決・克服がありました。
それを知る私には、社長はじめ社員の皆さん
汗と努力の結晶塊のように映り、感動しきりでした。

ビルそのものも、細部にまで思いや配慮が満載されていることに驚き、
玄関、螺旋階段に置ききれないばかりの胡蝶蘭に、
どれだけ多くの人達に喜ばれ・期待されているかを目の当たりにし、
これまた驚きました。

そして極めつきは、社長のが案内の途中に、
私への謝辞に添えて見せてくれたサプライズ。

サプライズどころではありませんでした。
驚きすぎて「はあ〜」としか声が出ませんでした。
私の人生に刻み込まれたサプライズになりました。

自社ビル完成、おめでとうございました。
そして、「サプライズ」ありがとうございました。

次の一里塚に向かって進んでいきましょう。

「お前さんには、規準というものがないよ」メルマガ第145号

本日メールマガジンを配信しました。

今回も引き続き、
司馬氏の長編小説「項羽と劉邦」からご紹介しています。

◇◆◇◆◆◆◆◆◇◆ < 珠玉の言葉 > ◆◆◆◆◆◇◆◇◆◇◆

 「お前さんには、規準というものがないよ」

   項羽と劉邦(下)      背水の陣

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是非、ご一読を!!