某社の幹部会議でのこと。
「業務が輻輳して問題が頻発している」
ことについて議論がされました。
そこで提案されたのが、
「病院でやる『トリアージ』、この前コロナ対策でも報道されてたやつ」
「業務を受け付けたところで、まずは『トリアージ』をする」
というものでした。
トリアージ(英語: triage、フランス語: triage)とは、
多くの患者の手当てをする際に、重傷度により患者を選別するものです。
フランス軍の野戦病院で始まったシステムで、
フランス革命以前は、重傷度に関係なく
患者の身分や社会的必要性で選別されていたようです。
昔「ビジネスプロセス リ・エンジニアリング(BPR)」
という手法が流行しました。
「保険請求から支払いの期間を何分の1かに短縮した」
というその代表的な成功事例も、
このトリアージにミソがありました。
限られた資源のなかで最大のパフォーマンスを、
常に発揮することを求められる経営では、
トリアージという概念は切っても切れないものです。
トリアージを行うにあっては、
会社の戦略や、トリアージを行う目的をきちんと見極めて
基準を明確にしていくことが大切です。
ということで、この基準を検討しフローも設定し、
「まずは前捌で、一つ一つの業務をトリアージ。
その後に、全体を見渡して納期等をみながら全体をマネジメント。
併せて対応資源の拡大を課題とする。」
ことを取り組むことになりました。
ええ案配にいきそうな感じです。