2013年12月22日日曜日

客の取り合い

「代理店の客を直営店が客を取った。」
「A店舗の客が、新店のB店舗に客を取られた。」
「▲事業の客を、◆事業が食っている。」

時々、耳にする話です。
同じ会社の中で「取った、取られた」という内容のもの。

競合相手に客を取られたならば、
文句を言っていくところもなく、諦めることでしょう。

しかしながら、会社の中や、グループの中での発生は、
文句を言う先があり、なおさら腹が立つのかもしれません。

気持ちは、少しは理解できます。

マーケティングの用語で「カニバライゼーション」(共食い)
というのがありますが、ある種のカニバライゼーション
になるのかもしれません。

「ところで、(あなたの店の・事業の)市場シェアは何%?」

という質問を投げかけると、
中小企業の場合、多くが「数%」。希に2割〜3割。

「市場シェア2〜3%とシェア2〜3%の会社が
 顧客の取り合いなんだ・・・・」

と話を向けると、この論議の価値を理解していただけます。

「ちょっと、論議のタイミングが早すぎるかな・・・
 市場シェアが数割になってからにしよう」

二つ合わせてもっと大きなシェアを獲得するという、
重要な課題について考えていきましょう。