「代理店の客を直営店が客を取った。」
「A店舗の客が、新店のB店舗に客を取られた。」
「▲事業の客を、◆事業が食っている。」
時々、耳にする話です。
同じ会社の中で「取った、取られた」という内容のもの。
競合相手に客を取られたならば、
文句を言っていくところもなく、諦めることでしょう。
しかしながら、会社の中や、グループの中での発生は、
文句を言う先があり、なおさら腹が立つのかもしれません。
気持ちは、少しは理解できます。
マーケティングの用語で「カニバライゼーション」(共食い)
というのがありますが、ある種のカニバライゼーション
になるのかもしれません。
「ところで、(あなたの店の・事業の)市場シェアは何%?」
という質問を投げかけると、
中小企業の場合、多くが「数%」。希に2割〜3割。
「市場シェア2〜3%とシェア2〜3%の会社が
顧客の取り合いなんだ・・・・」
と話を向けると、この論議の価値を理解していただけます。
「ちょっと、論議のタイミングが早すぎるかな・・・
市場シェアが数割になってからにしよう」
二つ合わせてもっと大きなシェアを獲得するという、
重要な課題について考えていきましょう。