2017年3月3日金曜日

社員の意識向上?

「品質に関して、社員の意識向上を図るために何をするか?
  という論議の方向になりつつある幹部でのクレーム対策会議。

「品質クレーム等々の問題が発生した時は、
              どうすることになってる?」
  と確認してみると、

「クレーム報告書を提出し、対策を設定し」
  教科書に載っている模範的な回答が・・・

「そうなんだ。先月何件発生して、どんな対策が取られた?」

「提出されないものもあって・・・○$△%■&Σβα・・・」
  後半部分は意味不明。

要するに、

未提出について放置状態、
提出されてものについても対策案まで追いかけなし。

という状態。

「社員の意識向上対策を改めて、あれこれ考える必要ないでしょう。」

今の基本的な仕組み
(きちんと報告書を提出する、きちんと対策を立て、実行する)、
それ自体が意識付。

報告書の未提出も放置状態
対策のフォローなし・・・になっているのは、
上層部がクレームに対してきちんと対応しようとする意識が薄いから、
それが社員に感染している。


問題は、社員の意識付けではなく、
上層部が意識をきちんと持つこと。
すなわち、きちんと基本的な仕組みを動かすこと。

と耳の痛いことを・・・

「社員の意識は、トップの意識の鏡」

であることを肝に命じる必要があります。