クライアントとの打合せでコロナウイルス対策について
論議することがありました。そのなかで、
「おかげさんでそれなりの利益があるから、
コロナ対策の選択肢も広くとれる。
(いつも臼杵が言う)利益の意味がわかったように思う」
と、同様の趣旨を何人かの経営者が口にされていました。
私が日頃言っている利益の意味とは
「社会から存在を求められる尺度」だと。
かのP.F.ドラッカーは
「利益は(企業が存続するための)条件」と表現し、
利益のもつ機能について
①利益とは成果の判定基準である
②利益とは不確定性というリスクに対する保険である
③利益はよりよい労働環境を生むための原資である
④利益は、医療、国防、教育、オペラなど
社会的サービスと満足をもたらす原資である
と著書「マネジメント」で記しています。
前述の経営者のコメントは、ドラッカーのいう機能②の
「不確定性(コロナ)というリスクに対する保険(利益)」
をドンピシャで実感した、というものでした。