「ちょっと待ってください」
某社で社員の処遇が論議された時のことです。
「待て」を出したのは、
就業規則を確認した上で論議するためでした。
極めてあたり前のことです。
しかしながら、
規則確認せずに規則から逸脱した決定が行われた、
というケースをみてきたからです。
上記は人事処遇の問題ですが、
人事以外の経営のいろいろな場面において、
上記のような「記録の確認」を怠る、
記憶に頼った事実認識をもとに論を進める、
という癖が中小企業にはあります。
大切な時間を使った論議も、
後になって、事実認識が違っていた、
またはルールから逸脱していた等々と。
やり直し、再検討です。
記録を確認するだけのわずかな時間です。
その確認作業を惜しまない。
その確認作業を惜しまない。
「記憶」ではなく「記録を確認する」
というビジネスの基本所作が大切です。